翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)、ビジネス記事翻訳ですが、そろそろリタイア状態へ移行中。JALの「どこかにマイル」で日本各地に出没。ウラナイ8で活動しています。

駆け込み吉方位取りで心のある道を歩く

7月となりましたが、東洋占術の12ヶ月は少しずれて7月7日が節入りで未月となります。ということは、6日までは午の月。戌方位への吉方取り、まだ間に合うと穂高養生園に出かけました。伊豆のやすらぎの里と並び称されるリトリート施設です。

やすらぎの里はコースによってチェックインの曜日が決まっていて、同じ日に来た人にまとめて説明会、簡単な自己紹介の時間もあります。朝のヨガやトレイルウォーク、マッサージ、講座、観光など盛りだくさんのプログラムがあり、すべて出るとなるとけっこう多忙です。

穂高養生園は2泊以上で空きがあれば何曜日からでも可。チェックイン時に簡単な説明があり、あとはご自由にといった感じ。プログラムも朝の散歩とヨガが交互にあるだけです。厳密なのは一日二回の食事時間。朝10時半と午後5時半。遅れる人は食事なしとなります。数時間かけて調理されたマクロビ料理、出来立てを食べてほしいからでしょう。1日2食で足りない人は蕎麦屋でもカフェでもご自由にというのも、やすらぎの里との大きな違いです。

やすらぎの里は一食500カロリー、1日1000カロリーというしばりがありますが、穂高養生園はマクロビの理念に沿っていれば良しとするのか、ある日の夕食はかなりボリュームがありました。

メインは肉を使わないシェパードパイ。デザートのお茶のティラミスは餡子との二層です。

 

朝のプログラムは参加自由。10数人が泊まっているのに、朝の散歩の参加者は3名だけでした。原生林を歩きたいという希望が出て、車で登山口へ。途中から登山道でもない道なき道へ。スペインの巡礼の道を歩くために登山用のウエアと靴を買いそろえ、この日も登山の装備は万全だったので、山に慣れている人と思われたのかもしれませんが、都会の平坦な道しか歩いていない私は着いて行くのがややっと。途中、熊の痕跡も見ましたし、猿や鹿も出没するそうです。


ガイドさんは根っからの自然好きで、穂高養生園に来る前は知床で熊猟師に弟子入りしていたとのこと。樹木の説明もしてくださったのですが、とても覚えきれません。

原生林をずんずん進みながら「舗装された道や踏み込まれた登山道とちがって、大地を直接、足裏に感じられる」。そうなんでしょうけど、滑って骨でも折ったらどれだけ迷惑をかけることか。そんな不安が見透かされたのか「足裏から着地して、地面を信頼してしっかり踏めば滑りません」とアドバイスされました。

「どの道もしっかり見るんだ。そして自らに問う。この道には心があるか。心があるならそれは良き道だ。心がなければ何にもならん」という、カルロス・カスタネダの師の言葉を思い出しました。

占いの道を歩いているから、吉方位へ向かう。いつかはスペインの巡礼の道を歩きたいからトレイルウォーキングの装備も揃えた。そして、熊が出てきそうな原生林を歩いている。この道には心があるから、ここまで来たのです。