翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)、ビジネス記事翻訳。副業で外国人に日本語を教えていましたが、2019年3月で卒業。フィンランドが大好き。ウラナイ8所属。

2021年は60年に一度の辛丑(かのとうし)の年

毎年11月末が近づくと、来年の六十干支について書くことにしています。2020年は庚子(かのえね)の年、そして来年は辛丑(かのとうし)の年です。

 

しかし、今年は気が重い。世界中にコロナが広がり、東京オリンピックが中止に…庚子の年がこんなことになろうとは、とても想像できなかったから。未来予測としての占いなんて意味がないのでは? 

 

去年の今頃、「庚子の年の日本経済は相当厳しい」といったことを書きました。

高齢者ばかりの国になって、日本は衰退する一方。ここに庚子はかなりきついんじゃないでしょうか。というのも、五行の水は潤下の質を持ち低きに流れますから、どうしても株価の下落を連想してしまうからです。しかも上に乗っている庚は金ですから、金生水(きんしょうすい)でますます水が増えます。8月は申(さる)の月ですから、子申半会で水の勢いはさらに強まります。

 

bob0524.hatenablog.com

 

私が本格的に株式投資を始めたのはリーマンショック後だったので、知識や経験がなくてもたやすく利益を得ることができました。その後、アメリカ株に軸足を移しています。

庚子の年は暴落もありだろうと予測していたのですが、まさか2月にコロナショックに襲われるとは。そのうち市場は値を戻し、最高値を更新。庚子の冷たさはいったいどこに行ったのか。

 

全然当たらなかった庚子年ですが、来年の辛丑(かのとうし)はも自分なりに考えることにしました。暴落は来ると予測していたからこそ、自暴自棄にならず投資を続けられたわけですから、外れるにせよビジョンを持っておくべきです。

毎年、この時期に開く安岡正篤の『干支の活学』。

 

 

まず十干の辛(かのと)。昭和46年辛亥の年の辛の部分が参考になります。

辛は上と干と一の組み合わせで、下なる陽エネルギーが敢然として上に出現する形であり、前の庚を継ぐ革新を意味する(漢代の字書「釈名」)。その際、殺傷を生ずることがある(白虎通)。故に斎戒自新を要するものである(漢書・礼正志)。

 いきなり厳しいことが書いてありますが、庚が地中から掘り出したままの金属なら、辛は人の手を加えた切れ味鋭い刃物。闘争や改革で血が流れることもあるでしょう。

 

横浜中華街の占いの店にいた時、日干が辛のお客さんから「つらいなんて書かないでください」と言われたことがあります。辛抱、辛苦の辛。何も変えずに安楽に生きようというわけにはいきません。

 

十二支は丑。こちらは昭和48年の癸丑から引用。

「丑」は又と|の合字で、右手を挙げた形。ことを始めんとする義を表すとされ「はじめ」と読み、また丑は紐で、結ぶ意とし、やしなう(畜養)意とする。子に発生したものが、やや長じ、これを整え、養うものである。

四柱推命の講座では、十二支は動物ではなく植物のライフサイクルを示し、子が種子で丑は種から生じた最初の紐のような芽で、卯になれば地中に出て双葉になると習いました。

亥、子、丑は季節では冬、時刻では夜。寒くて暗い十二支が続きますが、寅は立春であり夜明け。この1年、なんとか辛抱して待ちたいものです。

 

辛丑の五行を見ると、辛が金で丑が土。土生金で調和しており、丑の中には金の蔵干もあります。地中に埋もれた貴重な可能性の萌芽を見つける年です。投資は目先の利を追わず、社会貢献につながる企業を応援するつもりで。何年か先に「辛丑の信望があったから、今がある」と言えるようにしたいものです。

 

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糸魚川には甲斐まで塩を運んだ牛の像がありました。