翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)、ビジネス記事翻訳。副業で外国人に日本語を教えていましたが、2019年3月で卒業。フィンランドが大好き。ウラナイ8所属。

水風呂さえあれば生きていける

水風呂に目覚めたのは、2017年9月。JALの「どこかにマイル」で北九州が当たり、ドーミーイン下関でサウナと水風呂に開眼しました。

それまでサウナはおじさんのイメージが強く、がまん大会みたいなものだと思い込んでいました。フィンランドでは一般のお宅や夏の別荘でサウナに入って湖に飛び込んだりしましたが、旅先での異文化体験でした。

ところが、phaさんの本で「サウナトランス」を知り、そんなにすごいものなら体験してみたいと思ったのがきっかけで、今ではすっかり水風呂中毒です。

   

 

まず体を洗って温浴と水風呂を繰り返し、体が慣れてきたらいざサウナへ。サウナ8~10分、水風呂2分、外気浴8~10分の3セットを目安としています。

サウナでは「熱い」、水風呂では「冷たい」という感覚だけになって余計なことを何も考えなくていい。気にしていたことがどうでもよくなってきます。

最初は冷たいとしか感じられなかった水風呂が2回目、3回目になると、最高に気持ちよくなります。

最初は外気浴のよさがあまりわからず、水風呂からすぐにサウナに戻ったりしましたが、ポイントは外気浴にあります。熱さと冷たさを通り抜けてきた体が、空気に触れて不思議な感覚に包まれます。いわゆる「ととのう」状態。

 

若い頃、TM(Transcendental Medeitation 超越瞑想)を身に付けようとしたことがあります。発祥はインドで欧米を通して広まったマントラ瞑想です。日本の公認機関にも通ってマントラも授かって、毎日朝夕20分瞑想しようとしたのですが、いつのまにかやめてしまいました。

その後、ウラナイ8の玉紀さんに教えてもらった座禅の会に参加したり、バンコクでヴィッパサナー瞑想の講座を受けたこともあります。

じっと座っているだけでは雑念が浮かび、あとどのくらいで終わるのかばかりを気にしていました。ところが、サウナと水風呂を繰り返しているうちに、頭が空っぽになり世界と自分が一体化していることに気付きました。

サウナと水風呂に入って悟るという宗教があってもいいのにと思いましたが、人それぞれ入り方は違うし、教義がなくてもいとも簡単にトランスできるのだから宗教にする必然性もないでしょう。ドラマ『サ道』の最終回では「サウナを信じるな」と繰り返し叫ばれていましたが、人に布教するものではなし、個人の体験としてふわっとした気持ちになって生きるのが楽になればそれでいいのです。

 

将来、高齢者施設に入るとしたらサウナと水風呂がぜひ欲しいけれど、年寄りの冷や水は危険だから、そんな施設はないでしょう。冬の入浴は急激な温度変化で命を落とす高齢者も多いし。サウナと水風呂の間で死ねたら最高ですが、人の迷惑も考えなければ。

 

暇があればネットでサウナ情報をチェックし、次はどこに行こうか考えてばかりいます。有名な温泉地も行きたいけれど、水風呂がないところにはあまり魅力を感じなくなりました。

サウナと水風呂さえあれば生きていける。これほど手軽に多幸感が得られる体験はそうありません。

 

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モール温泉にフィンランドサウナ、札内川伏流水の水風呂がある帯広の北海道ホテルは「森のスパリゾート」というだけあって、外気浴と森林浴が同時に楽しめます。帯広に住んでいる人がうらやましい!