2008年のリーマンショックから12年になろうとしています。そろそろ暴落すると言われ続けて早や数年。
暴落がいつ来るかは、経済知識のある専門家でも予測できません。
歴史に残る大暴落といえば1929年。空前の株式ブームに沸き、猫も杓子も株を買っていました。日本のバブル経済と同じです。
大暴落の前に売り抜けたウォール街の投資家は、靴磨きの少年が株の話をするようになったことで相場は天井が近いと悟ったそうです。
まさに辻占。道の辻に立って通りがかる人の言葉を聞いて判断する占いです。
ネットでアメリカ株関連のブログやツイートをチェックすると、すでに靴磨き少年のレベルに達している感があります。しかし、アメリカ株は全世界に開かれていますから、日本だけで判断できません。英語に加えて中国語やアラビア語もできれば、全世界の靴磨きの少年の言葉が聞こえるかもしれませんが、とてもカバーできません。
世界的にお金が余っている状況でも新興国への投資はリスキーで、投資するならアメリカと考える人が多いのではないでしょうか。中国やベトナム市場は魅力的ですが、資本主義を否定するはずの共産主義の国の株式市場に投資する気にはなれません。
アメリカ市場の暴落は来週かもしれないし、来月あるいは来年か。
くるくる回る風車のように、持ち続けていればいつかは回復するでしょう。そうした肝力を養えたのも陰陽が常に変化する東洋占術のおかげです。