翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えていましたが、2019年3月で卒業。フィンランドが大好き。

2019年は60年に一度の己亥(つちのとい)の年

東洋占術を学ぶ前は、干支を気にするのは年賀状のデザインを選ぶ時ぐらいでしたが、今は年運の切り替わりを意識するようになりました。

 

干支は十二支の支の上に干が載っており、全部で60パターンあります。甲子園の甲子は「きのえね」。1924(大正13)年は甲子の年でした。

戊辰戦争壬申の乱辛亥革命など西暦が一般的になる前は、干支が使われていました。平均寿命が60年以下だった時代は、60の干支を言えば「ああ、あの年」と共通認識できたからでしょう。

 

今年は戊戌(つちのえいぬ)の年で、来年は己亥(つちのとい)の年。

東洋占術では、2月4日の立春をもって新年とするのですが、元日を迎えると世間は一気に新年となるので、己亥の気も前倒しで強くなってきます。

いずれにせよ、占いは先読みなので今から己亥について考えておいて損はないでしょう。

 

 

【新装版】干支の活学―人間学講話 (安岡正篤人間学講話)

【新装版】干支の活学―人間学講話 (安岡正篤人間学講話)

 

  

毎年、この時期にこの本を開きます。

安岡正篤は「平成」の案を出したと言われる陽明学の大家ですが、平成の次は誰が考えているのでしょうか。

 

この本には己亥の年の記述はありませんが、昭和44年の己酉、昭和54年の己未、そして昭和46年の辛亥が参考になります。

そして、四柱推命の講座に通っていた時のノートを取り出します。四柱推命と易、九星気学の講座のノートだけは断捨離できません。

 

 

「己」は、糸のもつれを正して規律を正すという漢字。「戊」で茂りに茂った諸々を解消して。筋を通さなくてはならないと安岡正篤は書いています。

 

また、己は自然界では大地を示し、規則正しく畝を作って生産にいそしむことを示す字ともいわれます。四柱推命で自分自身を示す日干(にっかん)が己の人は、生産的であればあるほど開運します。怠け者の己は、土地は土地でも荒れ地や産廃置き場で、すさんだ人生になってしまいがちです。

 

一方、十二支の亥は核の右部分。十二支の最後とされていますが、次のサイクルに向けて準備している状態です。

茂みから突如と現れ突進するイノシシのように、何事かが突然現れるイメージもあります。

 

上に乗っかっている己は、規律、勤勉なのに、下の亥は制御できない起爆性エネルギー。

己亥の年は相当ややこしい年になりそうです。

 

参考になるのが60年前の1959(昭和34)年。

皇太子のご成婚がありました。己亥の年に成婚、60年後の己亥の年に退位。節目通りの折り目正しい選択です。

 

当時の大蔵省は貿易為替の自由化推進を決定し、ドル相場が自由化。景気は拡大し、岩戸景気の真っ最中です。

60年で世相も一回りするのなら、来年の景気にも大いに期待できそうですが、そうぴったりとは重なりません。

国を人にたとえれば、1959年の日本は若かった。若い時期に己亥が巡ってチャンスをつかんで成功したとしても、年老いて同じ干支が巡って来たら、持て余してしまいます。

 

一般に木火土金水の陰陽五行で火が強い年は景気が拡大し、水が強い時期は縮小すると言われます。

己亥は五行の土と水の組み合わせ。土剋水(どこくすい)で水のエネルギーを土で抑えます。本当に水が強くなるのは2020年の庚子(かのえね)の年。庚は金で子は水。金生水(きんしょうすい)で水のエネルギーは一気に強くなります。

日本経済、来年はなんとか持ちこたえたとしても2020年にはどうなるのか。オリンピックや万博どころじゃないような厳しい年にならないことを祈ります。

 

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那覇の福州園には十二支の石像があります。中国式の庭園ですから、十二支の亥は豚。食欲旺盛で丸々と太る豚は中国では財の象徴であり、亥の年は金運アップの年とされます。己は土行であり土も財です。さしずめ「黄金の豚」の年。中国や台湾、韓国では来年の景気については楽観的な予測が出ていることでしょう。