翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

お湯の力を信じる

めったに病気をしないのに、先月は2週間ほど胃腸の痛みに悩まされました。

 

原因は暴飲暴食です。11月はJALの「どこかにマイル」で北海道へ行き、月末にはかねてから計画していた糸魚川・金沢旅行へ。普段は粗食なのに、旅先で調子に乗ったため、胃腸が悲鳴を上げたのでしょう。

たいていの不調は一晩寝れば治るのに、断続的に腹痛が続きました。寝込むほど深刻ではなく仕事も用事もこなしていたのですが、食欲はなく果物とヨーグルトで過ごす日々。ヨガ断食の時と同じほどやせました。

 

そうこうしているうちに長崎旅行の日が近づいてきました。しかも早朝出発なので横浜のスカイスパの前泊を予約しています。

できたらキャンセルしたいけれどJALの「どこかにマイル」なので、行かなくてもマイルは引き落とされます。長崎にどうしても行きたかったので、決行することに。

 

まず横浜に出てスカイスパへ。いつもはサウナと水風呂を往復するのですが、とても無理。おそるおそる炭酸泉に入りました。

正確には人工高濃度炭酸泉。血流がよくなり代謝が活発になるという効果があるそうですが、パンチがなくて物足りないお湯だと思っていました。それが、慢性の腹痛を抱えて弱りきった身にとっては、癒しのお湯です。ぬるめなので長時間入ることができ、そのうち、胃腸が動き出すのが感じられました。

「これは治る」と確信。手負いの野生動物が天然温泉で傷を治すようなものです。

 

というわけで、かなり回復して長崎に向かいました。

長崎名物といえば、ちゃんぽん。長崎県民にお勧めの店を聞くと「リンガーハット」という答えが多いそうですが、特別なご馳走というわけではなく日常気軽に食べるものなのでしょう。

JR長崎駅ロイヤルホストでちゃんぽんを食べました。全国のロイヤルホストでちゃんぽんを出しているのはここだけです。  

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ブラック企業が多い外食チェーンの中で、ロイヤルホストは比較的ホワイトだと言われています。店内調理にこだわっているので、腕をふるう料理人も多いとか。

このちゃんぽんは病み上がりの身に染み渡りました。こんなにおいしいのだから、私の胃腸はもう大丈夫だと確信しました。

 

 テレビ東京のドラマ「サ道」の最終回では、単純にサウナを楽しめという意味をこめて「サウナを信じるな」と繰り返されてました。

若者よ、サウナを信じるな。ととのうとは何か? ただの言葉だ。特別な状態を追い求めてはいけない。なぜなら、そんな状態はこの世に存在しないからだ。幸せを信じ、追い求めることが、幸せでない苦しみを生み出すのだ。サウナとは、身体を温め、水風呂に入り、身体を休める。ただ、それだけのことだ。そこにあるのは、安らぎと喜びだけ。それ以上求めてはいけない。あるがままに、その安らぎと喜びを感じていればいいのだ。サウナを信じるな。サウナを信じるな。

しかし私は、お湯には体調を整え病を癒す力があると実感しました。今年も温泉や銭湯、サウナを楽しみながら健康で過ごしたいものです。

   

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というわけで、今年初の旅は温泉県の大分へ。別府の温泉旅館をチェックアウトして、空港バスの出発時間まで街を歩いていたら、こんな立ち寄り湯が!

入浴料金200円。体を洗って湯船に入ろうとすると、ご常連さんから「そっちは、あつ湯!」。はいはい、初心者はまず入りやすい「ぬる湯」からですね。さすが温泉県。200円でこれほどのお湯に入れるとはびっくりです。