翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年秋、スペイン巡礼(フランス人の道)。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。おかげさまで重版になりました。

クレーマーにならないために


灼熱の東京を離れて、ニセコにいます。レンタカーじゃないと動きにくいと聞き、久々のツアー利用です。

予約時に航空会社は未定だったのでLCCも覚悟していたのですが、JALに決定。

JALの羽田・新千歳便となると思い出されるのが長谷川岳。客室乗務員に非常に横柄な態度を取る北海道選出の参議院議員です。吉幾三の告発をきっかけに北海道庁や札幌市役所職員へのパワハラも明るみに出ました。

交通機関の中でも時間が読みにくいのが飛行機です。先日は新千歳空港売店でハサミが紛失し、保安検査がやり直しになったのも記憶に新しいところです。

 

今回はお昼に羽田を発ち、ほぼ予定通りにニセコのホテルに到着。ニュースを見たら東京は記録的な大雨で、いくつかの駅が水浸しになり、羽田空港発の便も夕方以降は大幅に遅れていました。

 

成田・パリ便で24時間の遅延を経験した私は、飛行機は遅れて当たり前、時間通りに到着したらラッキーと考えるようにしています。

bob0524.hatenablog.com

 

おだやかで達観した旅人でありたいと願っても、旅にトラブルは付き物ですから、文句の一つも言いたくなることがあります。年を取ると脳が衰えて怒りのコントロールがむずかしくなるそうだし。

そんな時に踏みとどまるための呪文が「長谷川岳になってしまう」です。目の前の係員さんを怒鳴りつけても事態は改善しないし。24時間遅れのフィンエアーでも、客室乗務員があまりにも淡々としていたので、乗客はクレームするような雰囲気ではありませんでした。

いつも心に長谷川岳を。スーパーのレジで思ったより時間がかかったり、期待して行ったお店が臨時休業でも、こう唱えることでクレーマーにならなくてすみます。

 

長谷川岳の父親は戸塚ヨットスクールを支援していたので中学時代に体験入学しているそうです。絶的な権力に従うしかない体験をした者は、自分が権力を握ったら同じことをするものでしょうか。

 

自分に対して言い返すことができない立場の人にどんな態度を取るかで、その人の品性が示されるといいます。結婚を決める前にレストランやお店での相手の振る舞いをチェックすべきなのはこのためです。

 

今回のツアーの前半は、車じゃないと行きにくい積丹半島や神仙沼、地球岬洞爺湖などに連れて行ってもらい、後半は自由行動。今日は神威岬灯台まで歩きました。

ツアー参加者は20名。5泊6日のゆったりした日程のせいか、なごやかな雰囲気です。自分で計画して動くのが面倒になったらこういうツアーに参加するのもいいかもしれません。