翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年秋、スペイン巡礼(フランス人の道)。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。おかげさまで重版になりました。

加齢を喜ぶ生き方

誰だって年を取りたくない。特に女性は。

私もそう思っていました。

 

でも、この3年間近く「早く時がたって早く年を取りたい」と熱望しました。

それは新しい仕事、日本語教師を始めたから。

「まったく教壇に立ったことのない素人が教師として慣れるまで3年が必要」とネットで見て、絶望的な気持ちになりました。

毎日教えるわけでもない非常勤なら、慣れるまで3年どころかもっと長い年数が必要でしょう。

 

本業の雑誌ライターが出版不況のあおりを受けて徐々に発注が減っています。

それなら副業の日本語教師に本腰を入れるべきかと思ったのですが、費やすエネルギーに対してあまりにも少ない収入。お金じゃなくてボランティアだと割り切っています。

 

その上、教職未経験者にとっては胃が痛くなるプレシャーの連続。

ここから抜け出すには年齢を重ねるしかないのですから、加齢は喜ばしいと思うようになりました。

 

毎日毎月毎年、同じことを繰り返すなら、加齢は忌むものでしかありません。

でも、毎年、新しいことをすれば、慣れるための時間が必要で、早く過ぎて、経験を積みたいという気持ちになります。

 

ただし、いつまでもこれを繰り返すことはできません。

70代、80代で新しいことにチャレンジできる人もいるでしょうが、私にはとても無理。最後の挑戦が日本語教師。資格を取るために420時間の講座を受講し、日本語学校に履歴書を送って面接を受け、びくびくしながら教壇に立つことができましたが、もう一度同じことをしろと言われてたら、とても無理です。

 

 

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おおげさなことでなくても、人に迷惑をかけない趣味、たとえば手芸とか散歩、そして断捨離…新しいチャレンジを続けていれば、年を取るのもこわくなくなるかもしれません。