天海玉紀さんの紹介で、夏瀬杏子さんと易の勉強を続けています。
個人レッスンなので、六十四卦を順番に学ぶのではなく、杏子さんが得た卦を元に考えるスタイルにしています。
杏子さんの易神へのおうかがい。
「私はかなり変わっているところがあるのですが、どうやって生きて行ったらいいですか?(涙)」
「周りの人たちにどう接していけばいいですか?」
http://annco.blog.jp/archives/1060130963.html
「宇宙人」のニックネームを持つ杏子さんらしい問いですが、まさにどんぴしゃりの卦が出て、思わず笑ってしまいました。
そして、これだけぶっ飛んでいるのに、理系の専門職をこなし、3人のお子さんのお母さんというところにいつも感心しています。
一応、私が教えるという形を取っているのですが、共に学んでいる気持ちでいます。
そして先日は、杏子さんにイメージ画を見てもらいました。
夢ではなくて、ふとした拍子にイメージが浮かぶそうです。そういう回路を持っていない私は興味津々で耳を傾けました。
なにやら高いビルがあって、そのオーナーが私だそうです。杏子さんを中に招くのですが、なぜか地下へと進みます。そして高級そうな店で杏子さんにゴールドの洋服をプレゼントしたとのこと。
高いビル、それは易の世界。易の勉強は一生かかっても終わらないといわれるほど、とても高くて一気には昇れないから、まず地下から攻略していくということでしょうか。
杏子さんの話を聞いて、『ユングの生涯』を思い出しました。
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牧場の地面に暗い長方形の石を並べた穴を見つけ、石の階段を降りていきます。地下にはすばらしい黄金の玉座があり、地下の神が鎮座していたのです。
ユングの父親は牧師でした。彼が育ったスイスの田舎には死や災害が日常的にあり、彼は絶対的な善である神の存在が受け入れられず、地下の神に傾倒し無意識の世界を研究するようになったのです。
チューリッヒ北部のボーリンゲンに、ユングは円形の塔のような家屋を建てました。
杏子さんのいう「ビル」は私の中では「塔」となりました。
20代でユングに触れたことが易を学ぶきっかけでした。杏子さんと易を学ぶことで、再び原点に触れました。
地下に降りたら、屋上にも昇りたい。ジブリ美術館の屋上にいるロボット兵。