翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年秋、スペイン巡礼(フランス人の道)。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。おかげさまで重版になりました。

吉見観音と北向き地蔵

占い学校で一緒に学んだ友人の占い師の自宅は埼玉県の吉見町。遊びに行くのは、積もる話もあるので泊りがけとなります。

到着した日の夜は、東松山の焼き鳥屋へ。
焼き鳥といっても、東松山では焼きトンです。うっかり、つくねを注文してしまい、「うちの店には鶏なんてないよ」と女将さん。吉田類の「酒場放浪記」気分だったのが、一気に「秘密のケンミンSHOW」の世界。東松山に住む埼玉県民は、焼き鳥の屋号の店で豚を食べているので、気をつけましょう。

この町にある吉見観音は、人気のパワースポットであり、休日となると若い女性を中心にどっと参拝者が詰めかけるそうです。
ネット上では、「晴れた日に行く、池袋駅でパンを購入、東松山駅からタクシー、厄除け団子を食べる、おみくじをひく、絵馬に願い事を書く」などの細かいジンクスがあり、ゲーム感覚をくすぐるところが受けたのでしょう。

吉見観音は、真言宗のお寺ですが、神仏習合の独特の雰囲気があります。駅から離れ、のどかながらも特別な場所と思わせる立地であり、いかにも願い事がかないそうです。

「吉見観音では、おみくじは大吉が出るまでひく」とネットで指南されていますが、私は一枚だけ引いて、書かれていることを天からのメッセージとして受け取ることにしています。

大吉でした。
「身も進み財宝も出来て立身出世する事は、春の暖かい日に美しい花の野を心楽しく遊び行く心地にて、よき人の引立にあずかります。けれど心正しくないと災があります」
最後の一文が気になりますが、とりあえず、運気は大丈夫そうです。

参道で厄除け団子をいただき、北向き地蔵へ。
この地蔵には、占いがよく当たるというピンポイントのご利益があります。友人がとんとん拍子に人気占い師となっていったのは、この地蔵のおかげかもしれません。私もしっかりとお参りしておきました。