翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)、ビジネス記事翻訳。副業で外国人に日本語を教えていましたが、2019年3月で卒業。フィンランドが大好き。ウラナイ8所属。

ジグソーパズルをはめていく旅

コロナによって世界は一変。それまで当たり前だと思っていたことが不可能に。

生活が脅かされている人には本当に申し訳ないのですが、そろそろ仕事からのリタイアを考えていた身には自粛生活も苦になりません。

 

しかし、旅が制限されるのはちょっと悲しい。

4月に台湾の高雄、6月にロシアのウラジオストックに行く予定でしたがキャンセルを余儀なくされました。秋には韓国かタイに行き、来年の夏至フィンランドで過ごし、いつかは南米にという野望もありましたが、いつ実現できるかわかりません。

 

そんな時にこんな本を読んでしまいました。

 

 『旅の効用』というタイトルからしてそそられます。

金運とか蓄財について書いていると、旅は浪費の象徴。あちこち出かけずに家にじっとしていれば余計な出費もありません。でも、旅に出ずにはいられないのです。

 

著者のペール・アンデションはスウェーデン人。世界各地をバックパッカーとしてヒッチハイク、バス、列車で旅をしてきました。

未知の場所を訪れるのも好奇心を刺激されますが、同じ場所を何度も訪れるのも旅の醍醐味だと書かれています。ペール・アンデションにとっては、ギリシャナクソス島とインドのムンバイ。  

旅はジグソーパズルのようなもので最初の旅はジグソーパズルを初めてやってみる段階。その後パズルの各部分を一つずつはめ込んでいくと全体像が見えてくる。

 私にとっては別府がジグソーパズルです。 

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最初の別府はつれなくて、夜の街を歩いても女一人で入れるような場所が見つからず、ロイヤルホストへ。

 

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 再度訪れるうちに、別府の開放的な面がわかってきました。立命館アジア太平洋大学など海外からの留学生を積極的に受け入れています。そもそも、別府観光の父の油屋熊八こそ明治時代にアメリカに渡ったコスモポリタンです。

 

bob0524.hatenablog.com

 

別府のアイリッシュパブに入ると、サモアからの留学生、エド君が店を仕切っていました。「エドと申します」と謙譲語を使うなんて、日本語のレベルも相当なもの。

  

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ギネスを飲んでいると、「まかないを食べませんか」とサモアの料理をふるまってくれました。

ココアライサはカカオとお米を炊き込んだ甘いおかゆ。おはぎやあんころもちみたいな味。おいしそうに食べていると「故郷の母に写真を送ってもいいですか」と撮影されました。この時代、外国に息子を送っているお母さんはさぞ心配なことでしょう。日本語教師をやっていた時の記憶がよみがえった夜でした。