翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年秋、スペイン巡礼(フランス人の道)。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。おかげさまで重版になりました。

毎日が誕生日

記録的な大雪だったソウルですが、到着2日目まではいいお天気だったので、行きたいところすべてに足を運べました。

 

その中の一つ、弘大(ホンデ)のEveryday Happy Birthdayカフェ。「毎日が誕生日」というコンセプトで、ケーキ類はすべてロウソク付きで提供されます。

誕生日は年に一度しか来ないけれど、どの日でも何か新しいことが起こるし、特別な日になります。そんなコンセプトではないでしょうか。

訪れた日は私の誕生日。「毎日が誕生日」とうたっている場所にリアル誕生日に行ってみるのもおもしろいと考えたのです。

 

名前からして目立つ外装を想像していたので、ちょっと迷いました。というのもビルの3階で正面に小さな看板が出ているだけだったのです。

天井は打ちっぱなしのシンプルな内装ですが、白ですっきりとまとめられ、花やデコレーションが映えます。「毎日が誕生日」なのだから、こういう日常的な雰囲気がいいのでしょう。

 

お昼時だったのでケーキではなくトーストにしてみました。クリームとチョコレートを挟んだ甘いトーストで、その名も「元カレトースト」。元カレのイニシャルを入れてくれるというので、とっさにBTSのJ-HOPEを使ってしまいました。別に心が離れたわけではなく、ダンスからBTSにハマったので、最初はメインダンサーである彼の動きに目を奪われてばかりでした。ようやくメンバーの識別もできるようになり、最近は7人全員を見るようになったから。

 

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BTSは鬱だけでなく、認知症対策にもなりそうです。歌とダンスを凝視しているるうちに脳のある部分が刺激されるのでしょう。

 

Everyday Happy Birthday カフェを一人で切り盛りしていた若い女性。支払いを済ませて店を出る時にちょうど手が空いているようだったので、「今日は私のリアルの誕生日だったので、ソウルではここに来てみたかった。今日だけでなく、いつも誕生日のような気持ちで一年を過ごしたいから」と話しかけました。

にっこり笑った彼女は、何かを急いで小さな袋に入れて「おめでとうございます。これはプレゼント」と渡してくれました。お店のポストカードとメモ帳! 文房具好きなので大喜びです。

 

60代も半ばになって、若いお嬢さんに気を使わせて、何をやっているんだ私。弘大(ホンデ)は若者のお洒落スポットで東京で言えば青山あたりか。日本ではとてもできないことを旅の恥のかき捨てとばかりソウルで好き放題です。外国人旅行者ということで大目に見てもらえたでしょうか。

韓国旅行がおもしろいのは、見た目では外国人と気づかれないところ。お店などではまず韓国語で接客され、おずおずと英語で聞き返すと「イルボン(日本)?」と声がかかります。反日感情があるという声もありますが、旅行では嫌な目に遭うことはありません。

「アンニョンハセヨ」と「カムサハムニダ」の2つしか言えないので、もう少し話したいと思うのですが、旅が終わると忘れてしまい、そうこうしているうちにまた行くという繰り返し。日本から最も手軽に行ける海外旅行なので、来年もまたぜひ! 次回は「マシッソヨ(おいしい)」と、「アンニョヒ ゲセヨ(さようなら、お元気で)」ぐらいは付け加えたいものです。

 

コロナ明け初の海外旅行は釜山に行きました。

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