翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年秋、スペイン巡礼(フランス人の道)。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。おかげさまで重版になりました。

タロットカードに背中を押されて

占い師として2010年から2年間ほど、横浜中華街のお店で鑑定をやっていました。

占い学校には5年近く通って、ありとあらゆる講座で学びましたが、机の上の勉強だけではどうしても足りないことがあり、実習の気持ちでお客さんを占ってみることにしたのです。

そんなことを思い出したのは、タロットバー・アーサで桜田ケイ先生にタロットの一枚引きで占っていただいたからです。
込み入った内容の鑑定なら、ちゃんと予約しなくてはいけませんが、「これをやってみたいのですが、どうでしょうか」というワンポイントの質問なら、バータイムにカウンターでささっと占ってもらえます。
ただし、質問の内容は他のお客さんにも筒抜けですし、一枚引きだから複雑な悩みは相談できません。

この1月から新しい勉強を始めることにしているので、その成り行きは?
出たのはソードのキング。
「自分で決めて、さっさと進めていけばいい」とケイ先生。
まさに、そんな展開です。
11月下旬に思い立ち、ネットで情報を集めて複数の学校に資料請求。一校に絞り込み、12月上旬に個別説明会を予約し、写真を貼った入学願書も持参。翌日には授業料を一括で振り込みました。今日から授業が始まります。

悩みがあって「どうしたらいいのかわからない」と占い師を全面的に頼るパターンもありますが、「私はこうしたいので、成り行きはどうでしょう?」と質問すれば、明確な答えが得られます。

易の講座で「質問が発せられた瞬間、すでに答えは出ている」と教えられましたが、勘のいい人なら占いを使わなくても、自分で答えを出すことができます。

最初に習った易の先生は柔軟な考えをお持ちで、易の卦を出して、さらにタロットで占ったら別の側面から占的を見ることができるとのことでした。別に占いでなくても、偶然目にしたニュースや広告、TwitterFacebookの書き込みにヒントがあることも多いでしょう。

ケイ先生の一枚引き、ソードのキングがあまりにもぴったりきたので、仕事で一問、フィンランド関係で二問、家庭で一問、それぞれカードを引きました。

勉強と仕事に関してはソード(知性)のカード、フィンランドはワンド(情熱)、家庭はペンタクル(実際的なこと)と、テーマごとにきれいに分かれたので、気持ちがすっきり整理され、「うんうん、今の進め方で合っている」と大いに自信が持てました。

タロットカードが背中を押してくれたわけで、こんなふうに占いと付き合っていきたいものだと思いました。


私が今使っているANIMAL LORDSでは、ソードのキングはこうなります。いかにも突進するイメージですが、そこに知性(天秤)もプラスされています。