新型コロナウイルスの影響は広がる一方。自宅で仕事をして、外出といえばスポーツクラブという私は家に閉じこもりがちになります。
先週は実家に介護帰省する予定でしたが、キャンセルしました。健康だけが自慢の私は無症状のスプレッダーになる恐れがあります。高齢の父は昨年、肺炎で入院しましたし、介護ヘルパーやケアマネジャーの方々と接触しないほうがいいと思ったからです。
適度に仕事をして、ネットフリックスと読書で暇はつぶせますが、つい新型コロナウイルスのネット情報を見て気持ちが塞ぎます。
ウラナイ8のメンバーはZoomというオンラインで鑑定やセミナーを開催するためのアプリを活用する勉強会などを開いていました。占いに関しては原稿執筆がメインだし、旅行や帰省と重なっていて参加していなかったのですが、夏瀬杏子さんから「Zoomで話してみませんか」というお誘いがありました。
仕事で活用しなくても、オンラインの飲み会には大いに興味があります。自分のペースで飲めて会計の必要もありません。
杏子さんが声をかけて、ウラナイ8のメンバー4人で飲み会ができました。コロナ騒動で鬱々とした日々が一気に明るくなりました。そのうち海外の友人とも自由に飲み会ができるかもしれません。
そして、昨日は深瀬まるさんの提案でリアルの食事会。
高井戸のイート(EAT)。『孤独のグルメ』に登場した老舗洋食レストランです。名物のミートパトラを注文。ピリッとした辛さにパンがよく合います。サラダのドレッシングやスープも名店の味わいです。
食後は星野珈琲に移動して、他愛ない会話を楽しんだり、まるさんが持参した易のサイコロやタロットを使ってそれぞれが気になっていることの成り行きやアドバイスを占ったりしました。年齢も経歴もばらばらですが、占いという共通言語があるから話がはずみます。
中世のヨーロッパでペストが大流行した時代、フィレンツェ郊外に引きこもった10人が10話ずつ語る『デカメロン』を思い出しました。今まで当たり前だと思っていた日常生活がこわれて心細くなった時こそ、人とのつながりで気持ちが安定します。
新型コロナウイルスは収まっても、経済的不況のダメージはどこまで続くか予測できません。だからこそ、人間関係という財産を大切にしたい。ウラナイ8のメンバーで私は最年長で、IT音痴で旅行以外は出不精のため出遅れることばかりですが、こうした機会を作ってもらって大いに感謝しています。