翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年秋、スペイン巡礼(フランス人の道)。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。おかげさまで重版になりました。

登別カルルス温泉で現代版湯治

酷暑の東京を離れ、北海道へ。JALのバーゲンで札幌行きのチケットを買っておいたのです。

 

今回は登別カルルス温泉で湯治。

 

子どもの頃、ツムラの入浴剤のCMで「登別カルルスの湯」というフレーズを耳にして、その不思議な響きに心惹かれ「いつか行ってみたい」と思っていました。

アイヌ語ではなく、チェコのカルルスバードという温泉地に泉質が似ていることからのネーミングだそうです。

 

登別温泉は外国人旅行者も多くにぎわっていますが、そこから8キロ離れたカルルス温泉は宿以外にはお店はなく、ひたすら温泉に入るしかありません。

宿泊したのは鈴木旅館。一人泊できるのはここしかなかったのと、猫がいるのが決め手で三泊することに。

 

寒冷地の玄関にある風除室が猫たちの住み家。写真は撮らせてくれますが、お客の相手はしてくれません。近づこうとすると逃げます。

 

一泊二食付きで、一人泊でも7450円という破格のお値段。さすがに宿の設備は古いのですが、三人でも泊まれそうな広々とした部屋で窓から登別川が見えます。食事は温泉旅館ほど豪華ではありませんが、お刺身、肉料理、焼き魚、煮物、サラダなど五品。定食風に最初からお茶碗と汁椀がセットされています。

ありがたかったのは、飲み物の注文を聞かれないこと。もちろん、頼めばお酒類はありますが、アルコールにだらしない私は「飲み物はいかがしましょう?」と聞かれると、ついビールだの地酒を頼んで飲み過ぎてしまいます。

アルコール抜きで淡々と夕食を済ませ、お腹が落ち着いたらまたお風呂へ。サウナや水風呂はありませんが、三種類の温度の温泉があり、ぬる湯にはいつまでも入っていられます。朝食前、午後は他の宿の日帰り入浴、就寝前と一日三回入っていました。

 

健康的な湯治で部屋でWi-Fiも使えて退屈することもなかったのですが、難を言うならデスクと椅子がないところ。普段、畳の生活をしていないので、座卓でパソコンを打ったりタブレットで動画を見続けると姿勢が悪くなってきます。昔の文豪はぴしっと正座して執筆していたのでしょうか。これから連泊する宿を選ぶ際は、デスクの有無もチェックしなくては。部屋になくてもコワーキングスペースがあれば助かります。

 

その点、仕事環境が整った宿を平日のリーズナブルな料金で予約できるOtell(オテル)なら長期滞在に最適です。

伊東温泉の暖香園の宿泊記をこのブログに書いたところ、Otellからサイトへの転載許可の連絡をもらい、アンバサダーにもなっています。予約の際にアンバサダーを通すと割引があるそうなので、ぜひご活用ください。こうしたやりとりはすべてネットで完結し、さすがワ―ケーションを推進している会社だと感心しました。

 

otell.jp