翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

手札にある星や干支で役を作る

天海玉紀先生と占いの話をしていると、「星を使いこなす」という表現がよく出てきます。

この場合の星とは、西洋占星術の星座のこと。
たとえば私は太陽星座が射手座ですが、海外を一人で旅するのは、射手座の特質の一つである「未知の世界の探求」を使っているからです。お仕着せのパッケージツアーが好きではないのは、射手座の出番がないからです。
もちろん射手座が全員、旅行好きというわけではなく、人によっては哲学や宗教を学んだり、スポーツに打ち込むことで射手座を使っています。

そしてコミュニケーションを司る水星は蠍座
興味のある分野を深く掘り下げるのが蠍座です。あちこち取材して情報を集めるライターではなく、一つのシンボルから世界を広げ、情感に訴える占い原稿を書くのは、蠍座の水星にとってぴったりです。

世の中の人すべてが自分の星座を使いこなしているわけでなく、悶々としている場合もあるし、変なところで使ってしまう人もいます。

これは四柱推命でも同じで、甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)などの十干、比肩(ひけん)、正官(せいかん)、印綬(いんじゅ)などの通変をどう使うかにより、同じ誕生日(同じ命式)でも、人生はまったく違ったものになるでしょう。

私は偏財が多く、官星を一切持っていないので、自分の才覚で稼ぐのが好きで、組織で働くことにはまったく向いていません。私のような命式を持った人に占い師は「一人で食べていく道を探しなさい」と告げるのです。

こんなイメージでいつも考えています。
生まれたときに、ポーカーのゲームのようにカードが配られます。カードには一枚ずつ星座なり干支、通変が書かれています。
配られた手札を見て、どんな傾向があるか分析することもできますが、巡り来る年月日で新たなカードが加わったり、両親やきょうだい、パートナーが持っているカードと反応して、手札の内容はどんどん変化していきます。
星や干支を使いこなしていないというのは、カードを持っているのに、うまく役を作っていない状態です。

Success in life comes not from holding a good hand, but in playing a poor hand well.
人生における成功は、よい手札を持っていることではなく、悪い手札でうまく勝負することである。
(Denis Waitley "The Joy of Working")

生まれた時点でロイヤルストレートフラッシュを持っていても、そのままキープすることはできません。必ず変化します。

そして、ポーカーではロイヤルストレートフラッシュからワンペアまで役の強さの順番が決まっていますが、人生では、役の強さよりも、その役がいかに自分にフィットしているかが重要です。難関の大学に入って大企業で出世するという社会的に高く評価される役を得たとしても、本人がちっとも楽しくないのでは、意味がありません。

占いの勉強をここまで続けてこられたのも、自分にはどんな手札が配られたかを知り、どう使っていくかを考えるのが、とてもおもしろかったからです。


マーライオンの背後から眺めるマリーナ・ベイサンズ。
話のタネにカジノに行ってみようかと思ったのですが、カウチサーフィンで知り合ったシンガポールの才媛から「あそこは外国人旅行者からお金を巻き上げるために政府が作ったもので、外国人はパスポートを見せれば無料で入場できるけれど、シンガポール国民は100ドルかかるから、とても行く気になれない」という話を聞き、やめました。
すでに大王製紙の御曹司が巨額の賭け金を献上していますしね。