翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

玄関の風水は、靴をそろえることから

開運のための掃除では、トイレ掃除が真っ先に取り上げられることが多いのですが、風水で最も重視される場所は玄関です。

戦乱時代の中国では、敷地内への入り口は一箇所に限定していました。いつ外敵が襲ってくるかわからないからです。
そして、入り口をどの方位に向けるかで一家の命運が左右されると考えられていたのです。有力な一族はお抱えの風水師がいて、入り口を決めていました。外敵対策だけでなく、金運を始めあらゆる運がそこから入ってくるのです。

現代の日本では、敵が襲ってくるわけではありませんが、運気は玄関を通って室内に入ってくるという点では同じです。

いくらパソコンを使いこなしても、家の中に閉じこもっているだけでは、仕事運も恋愛運も上昇しないでしょう。

そこで玄関に鏡や観葉植物などの開運グッズを置くことが提唱されるわけですが、いくら風水に凝っても、靴が散らかっているようでは台なしです。
外を歩き、土やホコリが付着した靴が脱ぎ捨てられている玄関は、それだけで気が乱れます。

西洋人は室内でも靴を脱ぎませんが、東洋系の住民が多いハワイでは、玄関で靴を脱ぐ習慣が取り入れられているそうです。

マウイ島在住のアラン・コーエンからこんな話を聞きました。

ハワイで太極拳を教えているマスターは、「靴の脱ぎ方でその人の意識のレベルがわかる」と弟子に教えています。
そして、太極拳の練習場の入り口では、大勢の弟子の靴がきっちりとそろえられ、整然とした列を作っているそうです。
礼を重んじる武術の練習場なら当たり前のことのように思いますが、西洋人の目にはとても新鮮に映るのでしょう。

朝、出かける時に脱ぎ散らかされた靴の中から、その日の靴を選んでいるようでは、スタートの時点から、意欲が後退します。
きちんとそろえられた靴を履いて、新しい一日に踏み出したいものです。