翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)、ビジネス記事翻訳。副業で外国人に日本語を教えていましたが、2019年3月で卒業。フィンランドが大好き。ウラナイ8所属。

準備が整わなくても、とにかく旅立つ

断捨離のやましたひでこさんの指宿リトリート「リヒト」を知ったのは、5月半ば。 

bob0524.hatenablog.com

東京オリンピック中は都内が騒然とするだろうから自宅で静かに過ごすとして、その前にどこかに行っておこうとJALの「どこかにマイル」申し込み。帯広・青森・大分・鹿児島の組み合わせを選びました。帯広だったらモール泉、青森だったら酸ヶ湯、大分だったら別府、そして鹿児島だったらリヒトという心づもりです。

 

鹿児島に決定。リヒトに行くのは家の断捨離がある程度進んでからと思っていたですが、まずモチベーションを上げるために行っておくべきなんでしょう。

 

出発前に『定年後の断捨離』を読みました。

家の中を断捨離するだけでなく、子供が巣立ち、仕事もリタイアしたら好きなところに住めるように身軽になろうという内容。やましたさん自身がフットワーク軽く沖縄に移住した経緯も書かれています。

私が断捨離に惹かれる理由も、好きなところに自由に移動したいからです。長期滞在の旅を繰り返すうちに、生きていくのに最小限必要なものが実感としてわかってきます。 

 

「いつか」「そのうち」という言葉には、「できない理由」がいっぱい潜んでいます。対する「今」「ここ」という言葉には、「できる理由」が隠れています。

<中略>

 準備が完璧に整ってから、などと思っていると、旅立ちの機会を逃してしまいます。

 

「どこかにマイル」で目的地が鹿児島になったということは、指宿に行けという天の配剤。家の中が片付いていなくても、とにかく行ってみればいい。そう思って荷造りしていたら、編集者から連絡があり、春先に打ち合わせしてそのままになっていた案件が急に動き出すとのこと。とっくに流れたと思っていたのに。タブレットと折り畳み式の軽いキーボードで本格的な原稿を書くのはむずかしいので、パソコン、アダプター、マウスを持参することになりました。宿泊するのはリヒトだけで移動がないので、少々荷物が重くなっても大丈夫。本格的なワ―ケーションです。 

 

f:id:bob0524:20210720120721j:plain

 

鹿児島空港から指宿行の直行バスに乗り、駅から迎えの車でリヒトへ。市街地から離れ、山の中にある指宿ベイヒルズという立派なホテルです。

後で知ったのですが、陽子線がん治療の最先端の病院が隣接し、メディカルツーリズムの施設としてコロナ前は海外のVIPが宿泊治療を受けていたとか。

 

チェックインの時からなんだかおかしいと思っていたのですが、私が予約したのはリヒトではなくワ―ケーションプランだったことが判明。リヒトに会員登録してメルマガから予約したはずなのに。「お食事がつかないけれど大丈夫ですか」と言われ、「2食1500円の一汁一切があるはずなんですが」と答えて判明しました。近くに居酒屋もコンビニもない山の中でどうしようと考えを巡らせていたら、ホテルの方の柔軟な対応で、リヒトのプランに変更してくださいました。

 

改めてリヒト専用の部屋でチェックイン。さすが断捨離関係者、突然の参加者にあわてずさわがず、親しみやすく迎えてくれます。サイトを作ったばかりでホテルのワ―ケーションプランがトップに出てしまい、その前は電話予約だけだったので私のような間違いは起こらなかったそうです。

その日の参加者は私を含めて4名。時期によって何十名になることもあるそうですが、施設自体が広大なのでいつも同じ雰囲気とのこと。

最初の夜の夕食はスタッフの方お二人とご一緒させてもらいました。数人が持ち回りで滞在しているそうで、東京の隣の区と埼玉の方でした。

鹿児島は遠いようで、飛行機に乗ってしまえば時間がちょっと長いだけだという話になり、私が「どこかでマイル」で鹿児島になったので来たと話すと、がぜん興味を示すお二人。毎月のように東京と鹿児島を往復しているのにマイルに無頓着のようで、それはもったいないと、JGCJALグローバルクラブ)会員への修行体験などを披露しました。断捨離の極意をつかむはずが、教えたがりおばさんです。

 

f:id:bob0524:20210720120707j:plain

初日の夕食。発芽発酵玄米ご飯、具だくさん汁は保温容器に入っていて、自分で盛り付けます。この日のお菜は、鯖の塩焼きと地元で採れたてのおくらの天ぷら。ラディッシュは地元の店で買った物をおすそ分けしてもらいました。

具だくさん汁は、大根、人参、ごぼう、小松菜、鹿児島らしくさつま揚げと豚肉が入って豚汁風。野菜は丁寧に下ごしらえされており、絶妙な味付け。ホテル専属のフレンチのシェフが作っているそうです。

おいしさに感激していると、「今日は月曜断食の人がいるし、だいたい余るからお鍋にとっておいて好きな時に温めなおしてまた食べてもいいですよ」とのこと。テーブルの上には差し入れのお菓子もあり「ご自由にどうぞ」。伊豆高原のやすらぎの里みたいに一日二食合計1000カロリーのつもりだったのに、つい食べ過ぎてしまいそうです。

 

やっぱり来てよかった。今というタイミングでここに来るべきだったと実感し、翌朝からの仕事もはかどっています。