昨年の夏、我が家で過ごしたヘンリク君。律儀に近況メールを送ってくれます。
フィンランドの日本語学校では、現地在住の日本人と会話する機会もあるとのこと。そして財布の話になったそうです。
ヘンリク君が赤い財布を持っていると「それはお金をなくしてしまう」。そんなの迷信だろうと聞き流していたのに、学校が終わって自分の車に乗ろうとすると駐車違反の切符が! 60ユーロを払う羽目になりました。
「いったいどういうロジックなの?」とヘンリク君。
それはまさに私の専門。陰陽五行(yin and yang and the five elements)について説明しました。
「木火土金水の五行は、隣同士が次を生む。木が火を生み、火が土を生み、土が金を生み、金が水を生み、水が木を生む。そして、一つ飛ばしの五行は攻撃する。木は土を攻撃し、火は金を攻撃し、土は水を攻撃し、金は木を攻撃し、水は火を攻撃する」
五行にはそれぞれ象徴する色があります。木は青、火は赤、土は黄色、金は白、水は黒。
そして、財を象徴するのは金の気。財を攻撃するのは火の気。すなわち、赤い色は財にダメージを与えるのです。だから財布に赤はよくないとされます。反対に黄色は金の気にエネルギーを与える土の気の色ですから、風水で黄色い財布が勧められるわけです。
「財布の色でお金が入ってくるなら苦労はない」という反論もあるでしょうが、金運を上げたいなら、潜在意識にインプットするために黄色い財布にするのもいい方法だと思います。