翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

「新しいお金」をどんどん回そう

3ヶ月間の日本滞在を楽しんでいるフィンランド人のアンネ。
新宿の日本語学校でしっかり勉強しながら剣道に打ち込み、日本の話題も取材するなど、充実した毎日を送っています。最後の2週間は四国と島根を旅する予定で、島根には私も同行します。

学校が始まるのとフィンランド人専用のアパートに入居する時期が10日ほどずれていて、まず私が4泊ホストしました。
フィンランドではさんざん世話になったので、必要ならずっと泊まっていいからとアンネに伝えたのですが、さすがに10日連続は長いと考えたのでしょう、当初は別のホストを探すと言っていました。

アンネが剣道を習いたいというので、中学の剣道部の顧問をやっていた人に連絡を取りました。アンネのことを説明すると、「それならうちに部屋があるから」ということに。
さらにその友人が、外国人をもてなすのが大好きということで、ぜひホストしたいと申し出てくださいました。
おかげさまで、私の4畳半の仕事部屋よりずっと快適な和室やベッドルームにアンネは泊めてもらうことに。
カウチサーフィンのことを話していたので、もちろん宿泊費は発生しません。

別荘へのお誘いも受けました。アンネだけかと思ったら「間が持たないので一緒に」と私まで招待されました。しかも往復の車付きです。

フィンランドではアンネのボーイフレンドの両親のサマーコテージに招待してもらいました。アンネが運転する車で連れて行ってもらい、とても温かいおもてなしを受けました。
アンネが日本に来たら、どうやってお返ししたらいいのだろうと悩みましたが、思わぬ形でお返しができたのです。

宿泊や別荘招待を申し出てくれた方々は、カウチサーファーではないし、アンネと会うのは今回が初めてです。
でも、私の話を聞いて「おもしろそうだから外国人をおもてなししたい」と思ったのでしょう。

自家用車も別荘も持っていなくても、こんな形で使わせてもらえる。

そこで思い出したのが、カジケンブログの「今、日本で起きていることの傾向と対策。」というエントリー。

これからの社会に起こる変化をカジケンさんが鮮やかに分析しています。
http://kajikenblog.com/?p=1

グローバル化により日本人の給料が下がり、デジタル化により雇用が縮小。
英語を勉強してスキルを磨き、グローバルに活躍するといっても、それができる人はごく一部。

没落する一方の状況を耐えるしかないのかと思いきや、カジケンさんは「お金以外の価値観を試してみると、これから楽しく生きられるかも」と提案しています。

友だちを作ったりすることや、誰かからの尊敬を、金で買うことができるのか?

ちょっと無理ですよね。

つまりどういうことかというと、これから先の欲求を満たそうと思ってもお金ではそれを解決できない、ということ。

だから、欲求を満たす最高に便利な手段であったはずの「お金」の価値は、これから相対的には下がっていくのではないか?と思います。

(ブログを通して知り合ったカジケンさん、新規事業の立ち上げのため超多忙だったようす。「ソーシャルメディアとは違う人と人を繋ぐ仕組み」、それは「新しいお金」が流通する場所になるのでは?)

JALのグローバルカード会員向けの情報誌「アゴラ」が毎月届くのですが、そこには10日から2週間で100万円を超えるJALパックツアーの広告が掲載されています。
添乗員は成田から同行、飛行機はビジネスクラス、豪華客船のクルーズや古城ホテルに泊まり、食事はミシュラン星付きのレストラン。
定年退職して潤沢な年金を支給されている60代や70代がターゲットなのでしょう。

そんな豪華ツアーよりも、私にとっては、カウチサーフィンを活用して総額20万ほどだった去年の9月のフィンランド旅行のほうがずっと楽しいのです。
100万円以上のツアー料金を払うゆとりがない負け惜しみではありません。

大好きな国フィンランドで、気心の知れた人の家に泊めてもらい、学校や会社に招かれ、日常生活を垣間見たこと。日本でホストした旅人たちや、メールのやりとりを通して親しくなった人に、異国でおもてなしされるのは、カジケンさんのいうように、従来のお金では買えません。「新しいお金」をやりとりしてこそ生じる関係です。

カウチサーフィンで外国人旅行者を自宅に招くことは、新しい風を入れることであり、開運に通じると常々考えてきました。
それは従来のお金ではない、「新しい金運アップ」の方法だったのです。


アンネのボーイフレンドの両親の別荘(タンペレ郊外)。別棟にサウナや客用寝室もあります。
お父さんが湖で釣った魚やお母さんが森で採ったキノコやベリーが食卓に並びました。