翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

球春到来。濱中治氏のスーツ姿

四柱推命九星気学では、年が改まるのは、2月4日の立春です。
と言っても、2月3日と4日で、デジタルにすべてが切り替わるわけではなく、元日あたりからじわじわと新しい年の影響が出ています。
特に2012年の干支である壬辰(みずのえたつ)は、五行の水のパワーが強いため、昨年末12月の庚子(かのえね)月あたりから、運気の流れが大きく変わってきているはずです。

2月4日を一年のスタートとすると、感覚的に最も近いのがプロ野球のキャンプイン。
2月1日、12球団が揃って秋季キャンプを開始しました。

ケーブルテレビでスカイAの猛虎キャンプリポートを見ていたら、今年から新しくリポーターとして濱中治氏が登場しました。ユニフォーム姿も華がありましたが、スーツもなかなか似合っています。
かつては選手としてスポットライトを浴びていた場所で、マイク片手に取材する側に回った濱中氏の心中はいかばかりかと思いますが、第二の人生も充実したものになるよう祈ります。

濱中氏は1996年、阪神タイガースにドラフト3位で入団。和製大砲として将来を嘱望されていましたが、右肩の負傷に泣かされ、スタメンから代打へ。そのうち一軍と二軍を往復するようになり、オリックスへトレード。不振に苦しみ、ついに戦力外通告。ヤクルトに1年間在籍しましたが、2010年に引退を発表しました。

プロスポーツ選手には占いを信じている人が多いと聞きますが、人並みはずれた身体能力に恵まれ、どんなに努力しても、最後は運によって左右されることを痛感する職業だからでしょう。
濱中氏の場合は、怪我という不運に泣かされましたが、入団した球団で、自分のポジョションがベテラン選手にずっと占められていて、出場機会が与えられず芽が出なかったという選手もたくさんいるはずです。反対に、たまたま先輩選手が故障した試合に出て大活躍して、そのままレギュラーに定着というラッキーな選手もいます。監督やコーチとの相性も、その後の活躍を大きく左右するでしょう。
そもそもドラフト指名で入団する場合は、くじによって運命が決まるのですから、験担(げんかつ)ぎに凝ったり、占いに頼りたくなるのも当然でしょう。

一般的な職業人なら60代ぐらいが引退の目安ですが、早ければ20代、大半は30代で引退するプロスポーツの世界。今年も、運気の縮図を見るかのようなドラマが展開されるでしょう。