翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

自分をアウェイ状態に置く

2泊3日で釜山に行ってきました。

 

長期休暇を取って海外旅行ばかりしていたのですが、日本語教師の仕事を始めてからは、国内旅行にシフト。長い休みが取りにくいし、教室で外国人に囲まれているのですから、わざわざ海外に行くこともないと思ったからです。

 

日本語学校の教室では私が唯一の日本語ネイティブ。

絶対君主として君臨しているような状態で、「こんな簡単なことばも覚えていないのか」「どうしてこんなまちがいを繰り返すんだろう」と傲慢になりがちです。

 

外国語の習得がいかに大変で、言葉が通じない国にいるとどれだけ心細いか。

そうしたアウェイ状態を体験するために、定期的に海外に行くべきだと思います。

 

日本から一番近い国と言えば韓国。

JALで平日の木曜出発を選べば、片道1万3000円。北海道や沖縄より安い値段で海外に行けます。しかも東京駅から成田は格安バスで1000円。羽田より安い。

 

そんなわけで釜山にひとっ飛び。

 

人と人の相性があるように、人と土地にも相性があります。

釜山と私の相性は最高。ソウルほどの大都市ではないし、港町の開放的な気質なのか、旅人にはとても親切です。

 

たとえば、空港からのリムジンバス。

海雲台のホテルを予約していたので、釜山駅へのバスをやりすごそうとしたら、運転手さんがわざわざ「このバスに乗らなくていいの?」と聞いてくれます。

そして海雲台行きのバスに乗り込むと運転手さんは「どこで降りる?」と確認し、ホテル前の停留所を知らせてくれます。

 

なんてサービスのいいバス会社なんだと感動しましたが、釜山自体がホスピタリティーあふれる街でした。大きな港があり、外から来る人をおおらかに迎える土地柄なんでしょう。何度「カムサハムニダ(ありがとう)」を言ったことか。

 

アウェイ状態を体験したくて行ったのに、東京にいるより楽しい3日間でした。

 

f:id:bob0524:20180510151625j:plain

ホテルの窓から海が見えました。