釜山旅行を満喫できたのは、日本語学校の韓国人学生のパク君のおかげです。釜山のおいしい店を聞いたら、日本語で詳細なメールを送ってくれました。
候補の4店のうち、2店に行ってみました。
到着日は、冷麺の店へ。釜山の駅前なので、簡単に見つけることができました。
2日目は鰻や穴子をさばいてその場で焼いてくれる店へ。「市場の入り組んだところにあって、見つけるのがむずかしいかもしれません」とパク君。
日本語の口コミサイトのリンクも貼り付けてくれたので、市場で写真を見せて道を聞きました。さすがに同業店では「そこよりうちがおいしいよ」と教えてくれないので、食堂ではなく雑貨店で聞くと、わざわざ店の前まで案内してくれました。
時刻は午後3時近く。ランチタイムが終了して閉店かと思ったら店のおばさんは奥で昼寝していました。
韓国の店らしく、次々とテーブルに前菜が並べられます。そのうち、さばいたばかりの穴子が運ばれてきました。焼き肉店のように、テーブルにコンロがセットされていて、前菜のタコの刺身の残ったのを焼き、穴子も直火で焼いていきます。
店のおばさんは英語も日本語もできないので、通訳機を使って「私は日本語の先生です。韓国人の学生がこの店を教えてくれました」と伝えました。店を紹介する日本語サイトも見せて、おばさんは感無量のようすでした。
旅先では、非日常の空間に身を置いて、予定に追われることなくゆったりと過ごしたいものです。
でも、貧乏性の私はまだまだ無理。「今日はこれをした、明日はこれをする」という達成感がほしいのです。
今回はパク君のおかげで釜山を満喫できましたが、旅(人生)の達人なら、計画もなくふらりと訪れただけでも楽しめるのでしょう。初回は欲張りましたが、釜山も二回目からは新たな楽しみ方が見つかるかも。
年を重ねるにつれて、行動力が衰え、できることが少なくなっていきます。あれもこれもしたいではなく、単にそこにいるだけで満足できるようになりたいものです。