翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

セレンディピティとウラナイ・トナカイはじめて講座

探していたものとは違うけれど、別のものが手に入り、結果的にそっちのほうがよかった、ということがよくあります。
それがセレンディピティserendipity)。

この言葉を初めて知ったのは、阿刀田高の短編『スリランカ気質』です。たしか意中の女性にはフラれるけれど、別の女性と結婚することになって、それはそれで幸運な選択だったというストーリーでした。
セイロン(現在のスリランカ)の3人の王子の童話で登場した造語であり、ペニシリン天然痘ワクチンなど、科学の重要な発見はセレンディピティによるものが多いとされています。身近なところではポスト・イット。強力な接着剤を作るはずが、すぐにはがれるものができてしまい、世界的なヒット商品が生まれたのです。

ある目標に向かって努力するのはすばらしいことですが、ほかの可能性も視野の片隅に入れておくと、チャンスの幅がぐっと広がります。

数年前、鏡リュウジ氏を取材した際、こんな印象的な話を聞きました。
「受験合格のために神社にお参りにいった。帰宅して祖母に『ちゃんとお願いしたか?』と聞かれ、『うん、○○校に合格するようにお願いしてきた』と答えると、叱られた。『そうじゃなくて、私にいちばんふさわしい高校に合格させてください』とお願いするべきだと」

この1月から通い始めた日本語教師養成講座。フィンランドでの長期滞在を目標にして日本語教師の資格を取ろうと思い立ちました。半年間の基礎理論は楽しく学べたものの、授業の演習となると苦戦の連続です。
大学で教職を取っておけばよかったと後悔しましたが、もともと学校嫌いの私が教師になろうとするなんて、夢にも思っていませんでした。
半年間の演習が終われば、来年からは実際に外国人生徒を前にした教育実習があります。はたして乗り切れるのかと不安になっていたところ、天海玉紀さんから方位取りについての質問を受けました。

玉紀さんとは、東西占術の情報交換でいつも楽しい時間を過ごしているので、方位についてもあれこれお話していたら「それ、講座で教えませんか?」という展開に。
数え切れないほどの占い原稿を書き、対面鑑定にも手を染めてきたけれど、講座となると…。教えるのは得意じゃないし。いや、だから今、日本語教師養成講座で教え方を学んでいるわけで。

というわけで、お引き受けすることにしました。
日本語教師養成講座に通っていなかったら「書くのは得意だけど、話すのは苦手だから」とお断りしていたと思います。

思えば、阿佐ヶ谷のスターロード商店街の飲み屋のママにお祭りの屋台の横でワンコイン占いをやってほしいと頼まれたのがすべての始まりです。パールセンターの阿佐ヶ谷七夕占いイベントに発展し、日下ゆに先生に協力をお願いしてトナカイと縁ができ、玉紀さんと意気投合。占い談義を楽しむようになっていたところ、トナカイが中野から阿佐ヶ谷へ移転。なんと、私の家からは徒歩5分ほどのご近所です。

というわけで、「はじめての方位取り」は9月21日(火)午後2時から4時まで。
詳しくはこちらの「9月連休講座はじめて講座みだれ打ち!」を。
http://tonakai.her.jp/



フィンランド西部の農家のドアに掲げられていたバイオリンを弾く天使。幸運の音色が鳴っているのに、気づかずにやり過ごしてしまうのはもったいないことです。