新年を機にネットフリックスに申し込みました。
ベーシックプランなら月800円。しかも最初の1か月は無料体験できます。
テレビじゃなくてタブレットの視聴にしました。複雑化したテレビはリモコンでスイッチを入れて切り替えるのが面倒。短い時間とはいえ切り替えに時間がかかるのもストレスになりますが、タブレットならすぐ視聴できます。
ネットフリックスを選んだのは英語の勉強になると思ったから。
海外のドラマや映画はまず日本語の字幕で見て大意をつかみ、気になるシーンは英語の字幕にします。10秒さかのぼって再視聴できるのも便利な機能です。アマゾンプライムやHuluではこういうわけにはいきません。
『オレンジ・イズ・ニューブラック』というアメリカのドラマにハマっていたところ、近藤麻理恵の『人生がときめく片づけの魔法』がリアリティ番組として登場。
さっそく第1回目を見ました。
How To Store Neckties | Tidying Up with Marie Kondo | Netflix
Tidying Up with Marie Kondo | Official Trailer [HD] | Netflix
片づけは tidying up、ときめきは spark joy。
第一回目に登場するのは、共働きで4歳と2歳の子供がいる夫婦。夫はきれい好きなのに奥さんは片づけが得意じゃないため、夫婦仲が少しぎくしゃくしています。
初訪問してまずやったのは、「家にあいさつ」。まず家に感謝の気持ちをささげて片づけを始めると説明します。
適切な場所を探して目を閉じて、無言で家に語り掛けるコンマリ。夫は「いいもんだ」と言い、奥さんの目には涙が。こういうところがアメリカ人には新鮮なのでしょうか。
そして、洋服をすべて出して一着ずつ手に取って、お決まりの質問「Does this spark joy?」。spark joyは「子犬を抱いた時のようなあたたかくてポジティブな気持ち」と説明。そして、洋服を手放す時は無造作にゴミ箱に入れるのではなく「Thank you」と声をかけるようにアドバイスします。
「すべての物に命がある」「物の声を聞く」という日本的なアニミズムが、大量消費に慣れたアメリカ人にとっては衝撃的だったのでしょう。
家の中が片づいてくると、奥さんは嫌いだった掃除も洗濯も楽しめるようになりました。そして「マリエは私の人生を変えた」とまで言います。
片づいた空間の空気が好きになり、それがモチベーションになり、ますます片づけたくなる。その境地に達すると「掃除はセクシー」と感じられるそうです。
「少しぐらい片付いていなくてもいいや」と放置して、どんどん無秩序な状態が広がり、汚部屋になっていくのと逆の流れです。
ネットフリックスの『片づけの魔法』はシーズン1だけで6本あります。第1回目のタイトルは『幼児と一緒にお片づけ』。他に『理想の引退生活』『ダウンサイズ』『哀しみからときめきへ』と魅力的なタイトルが続きます。
活字で読むより、片づけのモチベーションがぐっと上がりそうです。それに英文字幕で見て英語の勉強もできる一石二鳥のコンテンツです。
リゾートホテルにチェックインしてときめくのは、ときめかない物が視界に入らないから。