翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

「金持ちけんかせず」を学生から学ぶ

副業の日本語教師の仕事では、失敗ばかりしてきました。

いくつになっても失敗から学ぶことで成長できるはずなのですが、次々と新たな失敗をしています。

 

先日、はげしく自責の念に駆られたのがアニメミュージアムの件。

 

アニメ好きの学生二人に「荻窪にアニメミュージアムがあります」と教えると、「今日これから行く!」と元気な反応。「渋谷から山手線で新宿に出て、中央線か総武線で荻窪へ…」と行き方を説明し、「迷ったら日本人に聞きなさい」と行先を日本語で書いたメモも渡しました。

 

次のクラスで「どうだった?」と聞くと「閉まっていた」とのこと。

ガーン! そういえば月曜日でした。

ああ、私はなんてうっかりしているのでしょう。美術館や博物館は月曜日が休みなのに。

 

外国人の彼らが苦労して電車を乗り継いで、駅からけっこう遠い道のりを歩いてやっとたどりついたら閉館だったなんて。どんなにがっかりしたことでしょう。

 

「ごめんなさい、本当にごめんなさい」と謝る私に彼らは寛大でした。

ヨーロッパや南米から子どもを日本留学に送り出すような寛大な家庭に育った学生たち。育ちがいいというのはどういうことか、学生の態度から感じることがあるのですが、今回の彼らの対応もパーフェクトでした。

私を責めることはなく、反対に「そんなに気にしないで」と私をなぐさめてくれました。

お金持ちは無用のトラブルを避け、ささいなことで騒ぎ立ててクレームをつけるのは貧乏人と言われますが、まさにそう。

 

これから学生に何かを勧めるときはしっかり下調べをしておくこと。

そして、人のミスには寛大になること。

学校で教えているはずなんですが、学んでいるのは私のほうです。

 

f:id:bob0524:20170406125650j:plain

 

この世界の片隅に』を観て、呉に行きました。

アニメや漫画にはたしかに人を動かす力があります。アニメや漫画に惹かれて日本語を勉強し始めたという学生にできるだけ寄り添った授業をしたいものです。