今年のお正月、東京は天候に恵まれ穏やかに過ごせました。
11階に住んでいるので、西に富士山が見えます。晴れた冬の朝はとてもきれいです。
お正月は遠出もせず、自宅でゆっくりしましたが、今年はそうのんびりばかりはしていられません。
先月の冬至、自分のために立てた年筮は「沢火革(たくかかく)」でしたから。
革命の卦です。政治活動家に出たら文字通り革命でしょうけれど、私のレベルでは生活の変革。この1月から新しいことを始めようと計画していたので、背中を後押しされた気分です。
卦辞は「已日(いじつ)にしてすなわちに孚(まこと)せらる。元いに亨り貞しきの利ろし。悔ほろぶ」。
ウィルヘルムのIchingでは下記のように英訳されています。
Revolution.
On your own day
You are believed.
Supreme success,
Furthering through perseverance.
Remorse disappears.
正しいタイミングで、確信をもって変えていけということでしょう。
私が得たのは初爻なので、革命の準備の取りかかり、結果を急いではいけません。
易は六つの陰陽の重なりで見ていくのですが、一番下が初爻で、二爻、三爻…と続き一番上が上爻。下から上に時間が経過していきます。沢火革の上爻となると爻辞に「君子豹変す」という有名な言葉が出てきます。ちなみに英訳は"The superior man changes like a panther"。
しかし、人間は変化を避けたがるものです。
年末の仏教英語講座でも、諸行無常がテーマで「コンフォートゾーンから出るのがいかにむずかしいか」を考えました。
d.hatena.ne.jp
「コンフォートゾーン」という言葉を意識するようになったのは、一昨年の春にホストしたアメリカ人医師のケネスのカウチサーフィンのプロフィールです。
予定調和の世界に生きていれば快適ですが、そのうち退屈します。
革命を起こす気分で、コンフォートゾーンから一歩外へ出ること。これが2015年の私のテーマです。