翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

フィンランド

フィンランド語は魔法の言葉

中野・スオミ教会のフィンランド語入門講座、2カ月目の10月を迎えました。「この猫は小さいけれど、あの猫は大きい」 「あれはどんな猫ですか?」「白い猫です」 猫を使って基礎的な構文を練習しながら、とても不思議な気持ちになりました。 というのも、私…

誤訳にだって意味がある

アキ・カウリスマキ監督の「愛しのタチアナ」には、マッティ・ペロンパーとレニングラード・カウボーイズ(現在は脱退)のマト・ヴァルトネンが主演。仕立て屋のヴァルトと自動車整備工のレイノ、男二人のロードムービーですが、エストニアとロシア出身の女…

長い人生を退屈しないで生きるには

運勢に「アイドル運」とか「追っかけ運」というものがあるのなら、このジャンルでは天に見放されていると思っていました。韓流とかジャニーズ、AKB48。 世間にどう思われようと、夢中になる対象がある人は、退屈することなんてないでしょう。 そんな暇が…

アキ・カウリスマキ わが道を行く

占い師として四柱推命の命式を見ていると、世の中はなんて個性的な人が多いのだろうと感心します。 しかし、同調性を重んじる日本社会では、意に反して周りに合わせている人もたくさんいるのではないでしょうか。社会生活を送っている以上、ある程度の妥協は…

マッティ・ペロンパーに捧ぐ

「ル・アーブルの靴みがき」以来、再燃したアキ・カウリスマキ熱はなかなか下がりません。「浮き雲」をもう一度観たくなり、VHSをレンタルしました。本当はDVDが欲しいのですが、日本では、新品は手に入らないのです。 観れば観るほど、味わいが深くな…

アラバマとボルガの水火既済

レニングラード・カウボーイズの「トータル・バラライカ・ショー」のDVDが欲しいのですが、アキ・カウリスマキ監督の作品のDVDはボックス販売しかありません。 熱心なファンはいるけれど、それほど広範に知られているわけではないという微妙な存在のた…

人類みな兄弟「トータル・バラライカ・ショー」

映画「ル・アーヴルの靴みがき」を観て以来、アキ・カウリスマキ熱が再燃。 「浮き雲」「過去のない男」のような人情ドラマもいいのですが、レニングラード・カウボーイズも最高です。30センチ近い巨大なリーゼントにサングラス。妖精が履くような先のとがっ…

トーベ・ヤンソンの島

2年前の夏、フィンランドを旅して、トーベ・ヤンソンが暮らした島まで足を伸ばしました。30年近くの夏を過ごし、ムーミン・シリーズなどの作品が生まれたクルーヴハル島です。この島は離れ小島で、たどり着くには少し根性が必要です。まず、ヘルシンキから…