フィンランド
フィンランド人のヘンリク君の3週間のホームステイ。 あまり干渉しないほうがいいのはわかっているのですが、どうしてもヘンリク君中心の生活になってしまいます。日本語の宿題を手伝おうとしても「簡単だから大丈夫」と断られます。 じゃあ日本語で会話す…
フィンランドの18歳、ヘンリク君は日本にもかなり慣れてきました。 最初は3週間のホームステイは長いと思ったのですが、始まってしまうとあっという間に毎日が過ぎていきます。ヘンリク君は日本語を勉強しに来ているので、学校からホストファミリーに「日本…
映画『白夜のタンゴ』を観ました。あわただしいムードの年末ではなく、観るなら年初と決めて、渋谷のユーロスペースに出かけました。実に楽しい映画でした。なつかしいフィンランドの湖と森のシーンに夢中になり、あっというまに時間が過ぎました。 (しかし…
映画『永遠の沈黙へ』を観るのを先延ばししていたら、岩波ホールに行列ができるようになり大いにあせったことから、興味がある映画は早めに観に行くことにしました。オーディトリウム渋谷で『365日のシンプルライフ』を観ました。 フィンランド映画で、多す…
易者にとって、一年で最も重要な日は冬至。 「一陽来復」で最初の陽が生じる日ですから、一年のなりゆきを占う年筮を立てます。フィンランド人にとって、一年で最も酒を飲む日は夏至。 緯度の高いフィンランドでは、北の街へ行けば夏至はほとんど日が沈みま…
運は常にぐるぐる回しておくこと。フリーランスとして働き出して四半世紀、なんとか生計を維持できたのは、運を回し続けてきたからです。そして、運を回していると、縁がどんどんつながっていきます。4月から約3ヶ月間、日本に滞在中のアンネから「自転車…
フィンランドで出会った女性(アンニッキさん)から、帰国後にこんなメールが来ました。 私が日本の高槻に滞在したのは、ずいぶん昔のことだけど、グーグルマップで当時の住所を探してみた。 1974年、私はあるお店の2階に住んでいた。このお店は、私が滞在…
フィンランド映画『旅人は夢を奏でる』を観ました。 監督はミカ・カウリスマキ。私が好きなアキ・カウリスマキのお兄さんです。 (ミカとかアキとか、女の子の名前みたいですが、二人とも男性です)3歳のときに出て行った父・レオが35年ぶりに帰国するとい…
「どうしてフィンランドを好きになったのですか?」と聞かれたら、「カウリスマキ映画がきっかけで」と答えています。 1996年の映画『浮き雲』。1990年代の初めにフィンランドが陥った深刻な経済危機で職を失った夫婦のお話です。たしかにこの映画でフィンラ…
ヘルシンキにあるカフェ・モスクワは、カウリスマキ兄弟の経営するバーです。カウリスマキ映画をすべて観ているという村上春樹はカフェ・モスクワまで出向いたものの、ビールを飲めなかったという悲惨な目にあってます。 http://d.hatena.ne.jp/bob0524/2013…
NHKラジオ実践ビジネス英語、11月後半のテーマは「バーチャル感謝祭」。アメリカ人にとっては、感謝祭は家族が集まって七面鳥のローストなどのご馳走を囲む大切な行事ですが、事情があって帰省できない家族もいます。 そこで「バーチャル感謝祭」。 タブ…
旅に出ると、自分では体験できない人生を垣間見ることができます。9月のフィンランドの旅では、40年ほど前の悲しい恋の物語を知りました。新聞記者のアンネが住むフィンランド西部の街、セイナヨキ。 アンネと一緒に、伝統的な農家を見学するツアーに参加し…
フィンランドでは、年齢的には若くても、精神的に成熟している人とばかり会ったような気がします。 たとえば、スザンヌのフラットにカウチサーフィンで泊めてもらったとき。100平米以上ある広いフラットで、8畳ほどの個室が3つ。 スザンヌ(ドイツ人)、ヴ…
いつまでも学生時代の延長のような生活を送っているせいか、いい年をして、自分が大人だという自覚がありません。今年になってフィンランドの友人が一気にできました。 10代から60代まで、さまざまな年齢ですが、全員、精神年齢は私より上でした。サムとエリ…
毎週、楽しみにしているインターFMの「ボブ・ディランのテーマ・タイム・ラジオ・アワー」。 http://www.interfm.co.jp/bobdylan/ディラン先生が毎回、一つのテーマを選び、それにちなんだ曲をかけます。先週のテーマは「学校」。 番組の終わりの解説でピ…
二週間のフィンランド旅行から帰国しました。カウチサーフィンでホストしたフィンランド人を中心に、会いたい人すべてに会えました。一人旅ですが、一人で食事をしたのは、時差調整のためにホテルに宿泊した最初の夜ぐらいです。 「シャイで内向的なフィンラ…
物心ついたときからネットがあったというデジタル・ネイティブでない限り、ネットとの付き合い方は試行錯誤の連続です。私は書く仕事を始めたのは、30年前の広告業界。コピーライターをやっていました。 右も左もわからない新人時代、出社して最初にやること…
フィンランド旅行の準備として、アキ・カウリスマキと宮崎駿、そして小津安二郎の作品を観ています。「カウリスマキ、小津を語る」の最後はこう締めくくられます。 The epitaph on my grave will be "I was born, but". (私の墓碑銘は「生れてはみたけれど…
レニングラード・カウボーイズのボーカル、ヨレ・マルヤランタにハマって、フィンランドおたくと化したのがちょうど去年の今頃です。 d.hatena.ne.jp 中野スオミ教会のフィンランド語教室に通い始め、カウチサーフィンでフィンランド人旅行者をホスト。気が…
フィンランド人のヨルマをホストしたのは、彼がハーメンリンナに住んでいるから。 村上春樹の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』では、多崎つくるは高校時代の友人・クロに会うためにハーメリンナに向かいます。クロはフィンランド人男性と結婚し…
JALカード会員誌AGORAに村上春樹がフィンランドについて書いていると知り合いの編集者が教えてくれました。 うちには毎月AGORAが届いているのですが、うっかり見落とすところでした。村上春樹の新作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年…
フィンランド行きを決めて、まず着手したのは、宮崎駿の映画を観ること。日本を訪れるフィンランド人は宮崎ファンが多いのです。 ヘルシンキでお世話になる予定の編集者エリカもその一人。なぜだか日本的なものに惹かれ、ヘルシンキ大学で日本語を学んだそう…
知り合いの編集者が村上春樹の新作の3分の1は舞台がフィンランドだと教えてくれました。「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」 出版当初は品切れ状態だったようでしたが、ようやく街の書店で買えるようになりました。読み出すと止まらなくなり、一…
昨年9月からフィンランド語を学び始めたものの、とても身につきそうにありません。ある日のクラスでは、数を学びました。 1 yksi(ユクシ)、2 kaksi(カクシ)、3 kolme(コルメ)…。 このくらいなら覚えられても、7 seitsemän(セイツェマン)、8 ka…
フィンランドを好きになったきっかけは、アキ・カウリスマキ監督の映画「浮き雲」。 人生を変える映画があるとしたら、私にとってはまさにこの映画です。失業三部作あるいは敗者三部作(いずれにしても、なんと暗いネーミング!)の第一作。 ヘルシンキのレ…
フィンランドで最も楽しく過ごせたのは、トゥルクという街です。 ナーンタリにあるムーミンワールドに行くために前泊したのですが、トゥルクだけでも訪れる価値のある場所でした。トゥルクは、飲ん兵衛のテーマパーク。 単に酒場が多いだけではありません。…
「引き寄せの法則」の極意は、すでに自分が望んでいる状態になっているとリアルにイメージすることです。 「お金を引き寄せたい」と願っているのに、貧乏なままなのは、お金がないという欠乏感にフォーカスしているから。あるいは、本当に心から望んでいるわ…
NHKの「地球イチバン」という番組でフィンランドの小学校の教育法が紹介されました。私がフィンランドに興味を持ったきっかけは、カウリスマキ監督の映画ですが、お洒落な北欧雑貨好きの女子だけでなく、教育関係者からも、フィンランドは熱いまなざしを…
フィンランド語を学び始めて3ヶ月目。私が通っているスオミ教会では、1時から初級クラス、2時から入門クラスがあります。私は2時からのクラスに出ているのですが、初級クラスの人達もそのまま残り、入門クラスに参加しています。 私も来年もう一度、入門…
フィンランド語を習い始めたなら、「ムーミンを原書で読む」を目標にしたいところですが、残念ながらそれは不可能です。 作者のトーベ・ヤンソンはフィンランド人ですが、スウェーデン語系なので、ムーミンシリーズをスウェーデン語で執筆しました。 スウェ…