翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌やビジネス誌の原稿書きを30年。現在はリタイア生活へ移行中。2023年秋、スペイン巡礼(フランス人の道)。2025年夏、ガルシア=マルケスの作品舞台となった地を一目見たくてコロンビアへ。ウラナイ8https://uranai8.jp/で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。おかげさまで四刷になりました。

どこでもいいからどこかに行く

コロンビアから帰国して10日ほど。気がつくとコロンビアのことばかり考えて時差ボケも引きずったまま。旅を持って旅を制すというわけで花巻と盛岡へ。

 

花巻温泉のホテルが最高。3つのホテルが内部で連結されていて、各館の温泉が自由に楽しめます。しかもすべてサウナと水風呂完備。新花巻駅からの送迎があるので、東京から行くのは極めて便利でした。

www.hanamakionsen.co.jp

 

暑いので出歩かず、地元の名物もあまり食べません。温泉に入る以外はネットと読書。国内旅行はこういうスタイルでいいと割り切れたのはこの本の影響です。

「旅先でもチェーン店で食べ、観光名所なんて一人で行ってもつまらない。景色なんて2分で飽きる。自宅の近くでやっていることを別の場所でやっているだけ。それで十分楽しい。旅に求めているのは、珍しい経験ではなく、日常からの距離」というphaさん。

 

phaさんを知ったのは12年前。干支が一回りして私も似たような立場になれました。高齢だからニートとは呼ばれませんが。

bob0524.hatenablog.co

異常も日々続けば日常になるといいますが、旅に出て日常をリセットすれば普段の生活の行き詰まりを解消できるかも。そして何でもないことが幸せだったと気づくことができるとphaさんは説きます。環境を変えてみることで、環境に影響されない自分を探す。そのためには、遠くに行かなくていい。海外旅行に行っても、ガイドブックの情報をなぞるだけでは新しい気づきはない。

なるほど。「フランス国境からサンティアゴ・デ・コンポステーラまで歩く」「コロンビアでガルシア=マルケスの軌跡をたどる」といった旅は何度もできるわけではなく例外的なもの。いつもの旅は、どこでもいいからどこかに行くという気軽な姿勢で。そのうち、そんな旅にも出られなくなる年齢になるのですから。

 

盛岡も日中は暑いので駅の周辺をちょろりと歩いただけ。

無人カフェ。自動販売機でドリンクを購入。場所代が入っているから400円ほど。大半の人はパソコンを開いており、抑えたトーンで打ち合わせ中の人も。ふらっと使えるコワーキングスペースのようなものです。

 

盛岡はニューヨク・タイムズで「2023年に行くべき52カ所」に選ばれています。理由の一つが「魅力的な書店、珈琲、喫茶店文化」ということで、紹介されていたカフェに。

ナガハマコーヒー、聞いたことがあると思ったら秋田旅行でよく訪れたカフェでした。

 

落ち着いた店内でコーヒーを味わいながら、持参した本やiPadや開くひととき。自宅でさんざんやっていることですが、やはり旅先では新鮮な体験です。