連休前に和歌山に行ってきました。
目的は熊野古道の民宿の猫女将、みゃあちゃんとの再会です。
一昨年のスペイン巡礼で多くの人と交流できたのは、みゃあちゃんのおかげですから、スペインの報告とお礼の気持ちを伝えたかったのです。
宿のご主人によると、この10日間でみゃあちゃんは二度具合が悪くなり、獣医さんに往診してもらい点滴を打ったそうです。
たまたま泊まっていたアメリカ人がレイキができる人で、みゃあちゃんを治してくれたといいます。足の痛い宿泊者にみゃあちゃんが一晩寄り添って痛みを取ったこともあったのに、立場が逆転。推定年齢17歳ですから、かなりの高齢です。「今回は元気になってくれたけれど、猫の寿命を考えるといつまでもここにいてくれるわけじゃい。そう考えると、もう悲しくて…」とご主人は顔を曇らせます。

やがて姿を現したみゃあちゃん。軽々とデスクの上に飛び乗って、大病をしたとはとても見えません。
部屋にも挨拶に来てくれました。引き戸を自分で開けて客室に自由に出入りするのです。
2年前のようにひざに乗ってくれるかと思ったら…。

みゃあちゃん、やっぱりお疲れなのかも。人間のひざより布団のほうが楽なんでしょう。
ご主人にみゃあちゃんとの出会いをうかがうと、「ガリガリに痩せた野良の子猫で、それまで猫を飼ったことはなかったけれど、あまりにかわいそうだったので飼うことにした」そうです。その頃はこの宿も始めてなかったのですが、単なる飼い猫で終わりたくないというみゃあちゃんの野望が実現したのかも。オープン当初は渓流釣りのための民宿だったのですが、熊野古道が世界的に有名になり、今ではすっかりインターナショナルなゲストハウスになっています。そしてみゃあちゃんは、岩合光昭氏に撮影されてテレビや書籍に登場し、外国人客ももてなす名物女将となりました。
コーヒーや名物の梅ジュースも出しているので、宿泊客だけでなく巡礼者も立ち寄ります。スペインのカミーノを歩いたというイタリア人も来店し、スペインの思い出話に花が咲きました。別れ際に「ブエン・カミーノ(良き巡礼を)」と、久々に巡礼者の挨拶を交わしました。
この宿に泊まっているのだから、当然、歩くのだろうと思われたでしょうが、今回の目的はみゃあちゃんとの再会。熊野大社ではなく、翌日は南紀白浜温泉へ。
話のタネにアドベンチャーワールドにも行ってみました。

このパンダを見た数日後に中国返還がニュースになりました。
良浜(らうひん)、結浜(ゆいひん)、彩浜(さいひん)、楓浜(ふうひん)と名前に「浜」がつくのは、南紀白浜生まれだから。彼らだって慣れ親しんだ生まれ故郷を離れて中国に行きたくないのでは。