翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年秋、スペイン巡礼(フランス人の道)。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。おかげさまで重版になりました。

ヴィッパサナー瞑想にはまだ早い

バンコクでのヴィッパサナー瞑想の講座がすばらしかったので、いつか本格的に学びたいと願うように。

bob0524.hatenablog.com

 

10日間の瞑想合宿の施設は全世界にありますが、やはりタイのお寺に行きたい。しかし、説明を読むと半日講座とは異なり、無言の行が課せられます。指導者に質問はできますが、参加者同士の会話は一切禁止。それなら、タイじゃなくても日本でいいかと、千葉の施設を検討しました。

 

申し込むにあたり最もハードルが高いのは、スマホやパソコンの使用禁止。施設に到着すると管理者に預けます。緊急の事態が起こったら施設を通して連絡を取り合うことができますが、よほどのことがない限りデジタルデトックスで瞑想三昧です。

フリーランスで働いていた時期は絶対に行けなかったのですが、ほぼリタイア状態になるつつある今なら大丈夫。月刊と季刊の仕事が細々と続いているだけで、出版不況の昨今では、新規の仕事依頼はほとんどありません。

 

というわけで千葉の施設に申し込みました。人気がありキャンセル待ちが多いので、予約開始日時と同時に予約フォームを送信。

返ってきたのは「集中して行われる厳しいコースなので酒や麻薬の常用者が参加するのは危険。少なくとも参加2週間前には止めるという誓約を」というメール。世界基準ではアルコールとドラッグは同列なんでしょう。

 

2週間前に止める誓約を返信したら、「過去にTM瞑想を習ったとあるが、今も続けているのか?」という質問が来ました。ビートルズも学んだTM瞑想に興味を持ったのは40年以上も前。数か月は続きましたがそれっきり。質問項目に過去の瞑想歴があったので書いてしまったのですが、書かなかったほうがよかったかも。他の流派?の瞑想を嫌うみたいです。

「今は続けていません」と送って「了解しました。キャンセルリストに載せます」という返信を受け取るまで、申込日から1週間以上たっていました。

 

これらのやりとりを交わしているうちに、自分には向いていない場所のような気がしてきました。本やノート、ペンも持ち込み禁止というのは、パソコン、スマホ以上に私にとっては痛手です。結局、こちらからキャンセルしました。

 

バンコクで教わった歩く瞑想は、スペイン巡礼で大きな助けとなり、出会った巡礼者たちにも伝授しました。室内に座って延々と瞑想するより、歩きながら瞑想するのが私に合ったスタイルなのかもしれません。

 

そして、何かすごい体験をすれば人生が変わるという幻想も捨てました。10日間(正確には11泊12日)も瞑想ばかりやっていたら悟りが開けるかもしれませんが、そのまま出家するのではなく日常生活に戻るのですから。

 

Netflixの『ヘッドスペースの瞑想ガイド』を1日に1エピソードずつ見るだけでも、瞑想のイメージがつかめます。

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1日数分でもいいから瞑想の習慣を定着させ、アルコールを飲まない日を増やす。それができてから、ヴィッパサナ―瞑想の合宿をまた検討します。