翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

当たり前が当たり前でなくなる未来

寒くなってきたので皿洗いにお湯を使おうとしてスイッチを入れたのですが、ちっとも温かくなりません。

 

そういえば数年前に、給湯器の替え時だとチラシが投函されていました。壊れてもないのに交換するのがもったいなくて、使い続けていたのです。

夫も私も入浴はスポーツクラブで済ませているので、浴室は洗濯物干し場となっています。冬はガスの床暖房ですが、リフォームで断熱二重窓にしたのでずっと付けている必要もなく、毎月のガス代は夏場は1000円以下、冬も2000円程度で収まっています。

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コントロールパネルにはエラーコードの表示。とうとうガス給湯器が寿命を迎えたようです。23年も使ってきたのですからしかたありません。

東京ガスに連絡して、担当者に来てもらいました。ネットで調べると、東京ガスじゃない設備会社に頼んだほうが安いとありましたが、信用できる業者かどうか見分けたり相見積もりを取るのも面倒で、生活のインフラは大手に頼むのが無難かと思ったのです。

 

最初に来た担当者はてきぱきとして信頼できそうでした。23年前の製品なので部品はもうなく、お湯が出なくなったのは不具合が生じて安全装置が作動したため。「翌々日には営業担当者が見積もりを持参する」とのこと。ただ、コロナと半導体不足の影響で年内に納品できるかわからないと言われました。

 

そして営業担当者。見積もりを持ってくるはずだったのに、事前に電話があり確認の必要があるとおっしゃいます。前日の担当者との連携されていないのでしょうか。そして、ようやく見積もりが来たのは1週間後でした。

 

ネットで検索すると、スマホで撮影して送信すればその日のうちに見積もりという業者がたくさんいいます。失敗したのかもしれませんが、わざわざ二人に来訪してもらってい今さら断るのも気の毒です。

 

そんなことを思うのも、広告業界で仕事をしてた時、競合プレゼンでさんざん苦い思いをしてきたからです。頼む側としては比較して選びたいのでしょうが、頼まれる側としてはたまったものじゃありません。

 

幸いなことに従来タイプより高額だけどエコキュートのタイプなら在庫があるとのこと。近所にスポーツクラブや銭湯がなくて困っているお宅があればそちらを優先してもらって構わなかったのですが。

 

電気やガス、水道などのインフラはあって当たり前だと思い込んでいますが、災害や疫病、戦争で流通網が機能しなくなると止まってしまいます。日本の給湯器の部品類はほとんんど東南アジアで製造されているそうですが、円安とアジア諸国の経済成長により、日本向け製品は後回しにされる未来になるかもしれません。国が没落すると、便利で快適な生活は当たり前のものではなくなります。

 

地方空港では、航空会社担当者の見送りがよくあります。

飛行機を無事に飛ばすには、どれだけの人手がかかっていることか。人口減少で高齢者ばかりの国になれば、交通系インフラも怪しくなり、大幅な減便となるのでしょうか。