翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

カミーノ計画、始動

コロナ前の最後の海外となったのが2019年秋のスペイン。南西部の港町、カディスまで南下しました。この時は夫と二人旅。

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2020年は4月に台湾、6月にウラジオストックに行く予定で航空券も買っていたのですがコロナでキャンセル。気がつけば3年間、海外にも行かず英語も話していません。

 

コロナワクチンを3回以上接種していれば、帰国時のPCR検査が不要になったとのこと。これで海外旅行のハードルが少し下がりました。

 

どこに行きたいかとなると、スペインの巡礼です。いつか行きたいと思っているうちに、年齢的に不可能となりそう。

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来年あたり行けるかもしれないと思い、あれこれ考え始めました。

現在執筆中の書籍は来年の夏に校了予定。スペインの夏の日差しは強烈なので、夏の終わりに出発しよう。標高の高い地は一気に寒くなるので防寒具も持っていかなきゃ。全長800キロを1日20キロのペースで歩けば40日間だけど、疲れて休む日もあるとして、日本とスペインの往復も入れると50日ぐらい?

 

週刊誌の連載は自分で企画を立てて書くので7回分ぐらい書き溜め。巡礼宿にはWi-Fiがあり、携帯タブレットで編集者から送られてくるPDFを開いて校了できます。

問題は月刊誌の翻訳記事。編集者から送られてくるアメリカの業界新聞のデータを日本人読者向けに記事にまとめているので、書き溜めができません。現地で翻訳作業をするのはとても無理。こちらはそろそろ潮時かもしれません。

 

この年になってバックパックで海外に出ることはないだろうと思っていたのですが、巡礼なら話は別。シャーリー・マクレーンも60代で歩いています。

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右下の『わたしに会うまでの1600キロ』がそもそもの始まりです。本は世界を広げてくれますが、実際に体験してみたい…。その一方でわざわざスペインに行かなくても日本で歩いても一緒ではないかという気もしています。

バンコクでヴィッパサナー瞑想の師に「あなたは、バンコクにもいるし、東京にもいる。今この瞬間、世界中どこにでもいる」と教えられました。歩くためだけにわざわざスペインに行くと告げたら「結局、何もわかっていない」とあきれられるかもしれません。

 

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スペイン巡礼の準備の本にはこんな一節が紹介されていました。

巡礼を思い立ち、準備をし、家を出るまでが9割、歩いてサンティアゴにたどり着くのは残りの1割に過ぎない。

歩き出す前に考えること、準備することが山のようにあり、カミーノ計画はもう始まっています。