翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

ホテル暮らしを体験してみる

旅暮らしをしてみたいけれど、ズンバが踊れない日が続くのに耐えられず2泊か3泊で切り上げています。

毎日のように通っているスポーツクラブがお盆休みで休館。どこかに旅する絶好の機会ですが、お盆の時期はどこも混んでいて宿泊費は高いし、コロナも心配です。

 

そこで考えたのが、観光地でない近場。NHKの朝ドラ『ちむどんどん』の舞台、鶴見のビジネスホテルに4泊することにしてみました。あまりにも突っ込みどころが多いので、かえっておもしろくなって毎日見るようになっています。

uranai8.jp

鶴見は東京から京浜東北線で30分。横浜にも10分ほど行けて、羽田空港に出るのも便利。駅前にはなんでも揃っているし、ここに住んでもよかったかなと思える街です。30年ほど前は、いい大人が昼間にぶらぶらしているとあやしい目で見られることが多く、同業者の多い中央線を選びました。リモートワークが定着した今なら、どこでも住めるし、老齢を迎えれば無職に見られてもどうってことはありません。

 

あこがれのホテル暮らし。といってもビジネスホテルでは、いずれお世話になるかもしれない高齢者施設の入所体験に近いかもしれません。

コインランドリーがあるので着替えもそんなに必要なく、最小限の荷物。仕事用のパソコンと資料がかなりの重さになりました。

 

食事は外食かテイクアウトで、家事を一切しなくていいのは楽です。気候が良ければ鶴見を探索したかったのですが、出発日は関東を台風が直撃、その後は危険な暑さで散歩なんてとてもできません。

気を散らすものがないので、仕事ははかどりました。ランチやお茶で地元の店に行くのもいい気分転換になりました。

 

それでも3日目ぐらいから「家に帰りたい」と思うように。家のほうが広いし、何でもあるし。自分はミニマリストになるのは無理だと悟りました。

でも、自宅で暮らすのがむずかしくなったら、最小限の荷物をまとめて、こうした暮らしを受け入れなくてはいけません。その時が来てあわてたり悲嘆にくれることのないよう、いい予行演習になりました。

 

ウラナイ8の杏子さんは神奈川県民。「横浜にいるのなら、一日ぐらい会いましょう」と、声がかかり崎陽軒アフタヌーンティーへ。

 

杏子さんのお誘いが今回の滞在の最大のイベントに。結局、物より貴重なのは人間関係。所有物が少なくても、こうして気の置けない会話ができる人がいれば、どこでも楽しく暮らせるはずです。