翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)、ビジネス記事翻訳ですが、そろそろリタイア状態へ移行中。JALの「どこかにマイル」で日本各地に出没。ウラナイ8で活動しています。

カルトの免疫

今の若い人は、合同結婚式地下鉄サリン事件を知らないから、カルトに入信するリスクが高いそうです。芸能人やスポーツ選手が参加する合同結婚式がワイドショーで報じられていたのは1992年で、地下鉄サリン事件は1995年。10代や20代の若者にとっては遠い過去のことでしょう。

 

瞑想や巡礼に興味を抱いている私は、勧誘されたら喜んでついて行きそうなタイプですが、特定の宗教に入信することなくここまでやってきました。実家は真言宗で親の葬儀には僧侶にお経をあげてもらい、自分の結婚式は母校のプロテスタント系教会で挙げています。

 

マンションの理事会が順番で回って来た年、居住者に防火管理者がいないといけないことが判明し、消防署で講習を受けたことがあります。平日に昼間に動きやすいフリーランスだったためです。

講習の後に試験があり、ぎりぎりでも合格さえして資格が取れればいいと思っていたのですが、やけに真面目な若者たちがいました。試験に合格したけれど、満点が取れなかったらしく「どこがまちがっていたのでしょうか」と確認に行く熱心さ。区内の立正佼成会から来ていることがわかりました。

何事にも熱心に取り組む姿勢は立派だけど、私にはとても無理。宗教に勧誘されてもあんなタイプの人が主流の組織でやっていけるわけがないと思い至りました。

 

それでも人は多かれ少なかれ、親や社会から刷り込まれ価値観に洗脳されているものです。

 

コロナの前、九州の温泉で同世代の地元の女性と一緒になったことがあります。

世間話になり、「旭化成に入社して、海外の駐在経験もある」というので、平凡そうにに見えるけれどエリートなんだなと思いました。「あなたは?」というので「自由業で雑誌や本の原稿を書いている」と答えると「それもすごいじゃない」。しかし、話がだんだんかみ合わなくなり、その女性は息子のことを語っていることがわかりました。

「女の価値は、夫や子どもの社会的成功にかかっている」と「自分にしかできない創造的な仕事をしたい」という価値観の違いでは、会話は成立しないでしょう。

 

そして、私は子どもの頃から、とあるカルト教団ならぬ球団にハマっています。これが免疫となっているのか、他のものを信じる余地がありません。

 

神戸の実家では、ご近所が一斉にサンテレビにチャンネルを合わせ、窓を開ける季節は、中継を見ていなくてもお隣から漏れる歓声で試合の流れがわかりました。大学時代は聖地でボールガールのアルバイトもして、生涯で最高の仕事だったと思っています。

 

今年はセリーグワースト記録の開幕9連敗で暗黒の年の予感が濃厚でしたが、5位に浮上しているではないですか!

優勝なんて大それたことは望んでいません。「阪神の優勝は人生で3度まで」という教えがあります。1985年、2003年、2005年と3度見ているので、今生ではもうないでしょう。

 

「どこかにマイル」第1回目の行先は高知。二軍の安芸キャンプを見物できました。