翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

60代でも踊ろう Permission to Dance 

コロナで中断していたネットフリックスの『クィア・アイ』が再開。待ち望んでいたシーズン6が始まりました。舞台はテキサス州オースティン。

 


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第一話に登場するのが、両親が経営する酒場でダンスを教える58歳の女性、テリー・ホワイト。イギリス人のタンが「ホンキー・トンクって何?」と聞いていましたが、カントリーミュージックが演奏される酒場のホンキー・トンクは本当に楽しそう。

「面倒なことを忘れられるからダンスが大好き。不満を言うより楽しく踊ればいい」

ズンバが生きがいの私にとって最高の言葉! これまでの登場人物の中で、最もファブ5が必要なさそうです。

 

テリーを番組に推薦したのは娘のアシュリー。「母は頑固で人の意見を聞かない」「自由すぎる」。特に問題なのが、デニムの短パンにカウボーイブーツというテリーの服装。「孫が通うカトリック系の学校や教会にもその姿で来るので、すごく恥ずかしい。ブロンドの長い髪のかつらで、必死に老いを隠そうとしている」と辛辣です。アメリカは自由の国のはずなのに…。テリーより年上で60代の私は耳が痛くなりました。

 

「長いスカートじゃ踊れないから、はかない」「内面は若いままだから、好きな格好をしたい」とテリー。ファッション担当のタンは苦心して大胆でセクシーでありながら、どんな場面にもふさわしい服を提案します。そして、テリーは自毛を見せるのを断固拒否するので、美容担当のジョナサンも困惑します。

インテリア担当のボビーのパートが最もスムーズに進行します。カオス状態だったテリーの家を「帰宅したら禅を組むようにリラックスできて孫や娘と楽しく過ごせる家」にリフォームします。テリーの家にある鉢や花瓶に使われている色のタイルを選ぶことで「私のことをわかってくれているのね」と信頼を得ます。

ボビーの言葉はいつもメモします。

Taking care of your home, it's like medicine for your soul.

And minimizing the chaos and clutter in your home allows you to minimizaize the chaos and clutter in your mind

家の手入れは魂の薬のようなもの。

家の中のカオスとガラクタを最小限にすると、心の中もすっきりする。

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コロナによる撮影中断の間にテリーの父が亡くなったこともあり、感動のエンディングとなっていましたが、テリーはずっと踊り続けてほしいものです。60代の私だってノリノリで踊っているのですから。

 

ズンバのクラスでBTSの曲がかかります。"Permission to Dance"、そう、踊るのに許可なんて必要ありません。名曲だと思ったら、作詞作曲はエド・シーラン。

 


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"I wanna dance. The music's got me going. Ain’t noting that can stop how we move."の一節が大好き。音楽があれば、体が自然に動き出します。

 

先日もそんな調子でズンバのクラスを終えて、ロッカーに向かいました。入り口が騒然としています。お風呂で倒れた人がいて救急隊が出動。コロナで医療が逼迫しつつある中、スポーツクラブで倒れるなんて避けたいもの。加齢を受け入れ、無理をしないように自分を戒めました。