心が落ち着かない日々が続いています。
先日、赤十字から献血のお願いのメールが来ました。新型コロナウイルスの影響で血液が足りなくなる恐れがあるとのこと。
こういう時こそ不要不急の日々を送っている私の出番です。若者の元気な血液には劣るかもしれませんが、とりあえず健康だし、赤十字のホームページを見ると69歳まで献血できるようです。
献血センターに行くと、けっこう人がいました。大半が若者です。こういう時だからこそ、社会の役に立ちたいと思うからでしょうか。赤十字の献血担当の医師や看護師も立派な志を持った人が多いだろうし、そういう人たちと接することが、私が献血する理由の一つです。人間の運気は、どんな人と交流するかに大きく左右されますから。
私の血管は太く採血しやすいとよく言われます。そして血液が流れる速度が速いのか、あっという間に400mlが採血され、私より前に始めた人より早く終わることがしばしばあります。そして赤十字の人は「献血後はゆっくり休んでいくように」と言うのですが、私はすぐに走り出せそうなほど元気です。
年齢制限に達するまであと10年とちょっと。できれば制限ギリギリまで献血を続けたいものです。
一方、ネットでドラッグストアで働く人のこんなつぶやきを見ました。
毎日、朝一番に並んで入荷したばかりのマスクを買って行く高齢者。転売目的ではなく、ただ不安だから毎日買って、家に積み上げているそうだ。
何とも心寒くなる話です。
新型コロナウイルスによる経済ダメージを最も強く受けるのは社会に出たばかりで経済的基盤が固まっていない若者たちでしょう。年金をしっかりもらって時間を持て余している高齢者は若者の雇用の機会が増えるように行動すべきなのに、不安だからと言ってドラッグストアに並んで意味もなくマスクを買っているとは!
ルールに反していない限り、手に入るものなら何でも手に入れていいと考える人もいるでしょう。社会的に罰せられることはなくても、品格と運気を大いに落とす行動です。
昨年の秋、レアル・マドリッドの本拠地、サンティアゴ・ベルナベウ。巨大スタジアムは一見の価値があります。25ユーロというけっこうなお値段ですが世界中から集まったサッカーファンで行列ができていました。どうせ並ぶならこういう行列にしたいものです。
「マドリードから天国へ、そして天国にはマドリードを見るための小さな穴を」
カルロス3世によってどんどん美しく発展していくマドリードの街を讃える表現です。マドリードが一日も早く明るく楽しい街に戻るよう、願っています。