学校は嫌いだったけれど、新しいことを知るのは大好きでした。英語の単語暗記に嫌気がさしましたが、ボブ・ディランの曲がダイレクトに伝わってくることに感動し、英語を学びました。
東洋占術では、自分を生じる五行は母でもあり学びです。自分を充実させるためには学びは欠かせません。
学校を卒業して勉強から縁が切れたのに学ぶなんて勘弁してほしいという若い人は多いでしょう。それなら仕事や恋愛に集中すればいいと思います。そして中年になり長い老後を前にして、もう一度学んでみてはどうでしょうか。義務教育ではないのですから、先生に強いられておもしろくないことを学ぶ必要もないし、試験の重圧もなく自分のペースで知的好奇心を満たせばいいのです。
欲の深い私は、社会人になってからの学びは金儲け優先でした。生まれた時代がよかったので正社員で就職できましたが、事務職のあまりの単調さに「これをずっと続けるだけ!」と3日で絶望しました。大嫌いだった学校の方が刺激があっておもしろかった。そこで当時ブームだったコピーライター養成講座に通い、広告会社に転職しました。
その後、広告から出版業界に移り、フリーランスで雑誌の原稿を書いていたのですが、専門分野を持ったほうがいいので占い学校で東洋占術を学びました。
杏子さんにインタビューされた記事を改めて読んでみると、占いを学び始めた不純な動機に我ながらあきれてしまいます。占い師のプロフィールによくある「幼い頃の神秘体験」「占いで人を癒す」と対極です。
世俗にどっぷりつかっている私にとって占いを学ぶことは、収入だけでなく多くのおまけをもたらしました。
そして玉紀さんの熱いエネルギーで船出したウラナイ8。鑑定だけでなく講座や研究会も主催していきます。これが本当に楽しいことだらけ。
杏子さんの易読み会に顔を出したら、杏子さんと甘夏さんがマギー先生の易の本を持っていたのでお世話になったマギー先生の思い出がよみがえりました。
ゆみこさんの天体ドロップ講座には受講生として参加しました。
西洋占術は主に形而上の幸せを求めるのに対し、東洋占術は形而下の現世利益を求めるイメージがあったのですが、天体ドロップなら西洋占術で金儲けができる!
現実世界と精神世界は境界線で区切られているではなく、つながっていると実感できた講座でした。
そして、まるさんと共同開催した旅講座。
これは企画した時から、うまくいくだろうという予感がありました。
旅に出るのは人生に新しい風を入れること。そんな前向きな計画を立てているなら、運気が低迷するわけがないから。知的好奇心があれば旅はもっと楽しくなります。
参加した方々は旅好きだけあって、風通しのよさそうな方ばかり。今後はウラナイ8で現地集合・解散のゆるい合宿も企画したいものです。
占いを学んできたから、ウラナイ8が始まって、イベントや講座でさまざまな人ととつながることができました。ウラナイ8の「8」は東洋では縁起のいい数字ですが、名前に負けず発展していきたいものです。
ハノイの文廟(孔子廟)。学問の神様に祈ることで現世での栄達が叶うと信じられています。学ぶこと自体楽しければそれはそれで吉だし、おまけがあれば大吉です。