翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

自分の足で棺桶に入る

スポーツクラブのズンバの仲間に誘われて、フォームローラーを使ったピラティスのレッスンを始めました。

最初はあまり気が進みませんでした。
ズンバやラテンは運動というより、音楽に合わせて体を動かすのが楽しいのですが、ピラティスはちっとも楽しくないイメージがあるからです。
それでも、一定の人数が集まらないと開講されないらしいし、インストラクターは直前のズンバのクラスと同じです。足が痛くなって泣く泣くズンバを止めた人の話を聞いたところだったので、「スポーツ障害の予防」といううたい文句に反応しました。
平日の昼間のメンバーは私よりお年を召した方が大半です。少しでも長くダンスを続けたいという思いはみんな同じですから、一緒にがんばってみるかという気になりました。

こういう器具を使います。足や腰、背中、腕の筋肉をこの上に乗せてローリングするのですが、けっこう痛くて、うめき声が出ます。痛みを感じるところがトリガーポイントで、けがや炎症になりやすい箇所だそうです。

担当のインストラクターとは長い付き合いですが、まったく年を取ったように見えず、理想的な体形を保っているので説得力は抜群です。
参加者からは「これを続けていたら、要介護にならずにすむかも」なんて発言が出て、すかさずインストラクターが「そうよ! 自分の足で棺桶に入らなくちゃ!」と叱咤激励。

そういえば以前、入棺体験をしたことがあります。
http://d.hatena.ne.jp/bob0524/20140907/1410053710
死んでしまえば、自分の足で棺桶に入ることは不可能ですが、願わくばその直前まで、自分の足で動ける力をキープしたいものです。


台北龍山寺周辺は、お年寄りが集まり将棋を指したりおしゃべりに興じていました。そこに行けば顔見知りがいるという場所があれば、老後の生活も楽しいでしょう。