アラン・コーエンが一貫して説くのは、いかにバイブレーションを上げるかということ。
占い的に言い換えれば、いかに運気を上げるかです。
バイブレーションが高い人は運気も高いのです。
運がよくなる確実な方法は、運のいい人とつきあうこと。
運のいい人は、だいたい同じようなレベルの運気の人とつながるからです。
しかし、これはなかなかむずかしいことです。
運のいい人は、無意識のうちに運の悪い人と上手に距離を置くからです。
自分のほうが「この人と、つながりたい」と願っても、相手にとって自分がつながりたくない相手なら、ご縁はありません。
恋愛相談でよくある、片思いの状況。
四柱推命の開運法として、「自分が欲しい五行を持っている相手と付き合う」というものがあります。
最も効果が高いのが結婚。
ともに生活するわけですから、相手の五行がストレートに影響してきます。
木火土金水の五行のうち、たとえば火が不足している男性で、火がその人にとって財に当たるなら、日干が丙とか丁、あるいは日支が巳や午の女性と結婚して、ビジネスで成功を収めるといったパターン。「借妻安子(しゃくさいあんし)の法」です。
しかし、これも相手があってのことで、いくら「この人と結婚したら私の運が上がる」と求婚しても、相手が応じてくれなければ結婚できません。
だからしかたなく、ラッキーカラーやアイテム、吉方取りなどの開運法をアドバイスするわけです。
アランは同じバイブレーションを持つ人同士が結びつく「マジックテープの法則」を唱えています。
マジックテープはセロテープやガムテープのように、なんにでもくっつくわけではありません。
マジックテープ同士ではないとくっつきません。
だから、運のいい人とつながりたいと願うなら、自分のバイブレーションを高めるしかありません。
ここでまちがってしまいがちなのは、同じような状況なら、バイブレーションが同じだろうと思い込んでしまうこと。
「専業主婦で小さな子どもがいる」というだけでママ友になって、うまくいく場合もありますが、猛烈なストレスになることもあります。
些細な違いをあげつらい、ママ友カーストができてしまうと、息苦しくてたまらないでしょう。
だから私は新しく人とつながる時、年齢や性別、職業、国籍はあまり気にしないようにしています。
気にするのは、その人がどんなバイブレーションを発しているかです。
そして、人とつながりたいと願う前に、自分が人からつながりたいと思われる対象になることを目標としています。