翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

温泉と地料理で開運

東洋占術の開運法といえば吉方取り。
私は一白水星、二黒土星などの九星盤に加えて、十二支の三合をプラスして吉方を割り出しています。

三合とは、十二支を円形に並べた時に120度になるグループです。西洋占星術でも120度の角度(トライン)を作る星座は吉とされますが、正三角形は自然界で最も安定した形だからでしょう。

三合には、亥卯未、寅午戌、巳酉丑、申子辰の4組があります。東洋占術を学び始めた頃は「いうひつじ、とらうまいぬ、みとりうし、さるねたつ」と呪文のように唱えながら覚えたものです。

今年は卯年、今月は未月。ここに方位で亥を加えれば、亥卯未の三合ができあがります。地図で自宅から亥の方位(西北の北半分)に温泉を探します。
吉方取りでは、飲料用の湧き水を取るのが一般的ですが、その地から湧き出す温泉に入れば、全身に吉方パワーを取り入れることができます。

今回、訪れたのは、埼玉県新座市の新座温泉。電車で40分ほどの距離ですが、果樹園や畑が立ち並び、旅行気分が満喫できます。吉方取りは何キロ以上移動するといった数字上の規定はありませんが、自分の普段の生活圏から違うところに来たという意識になれる土地に行くのがいいでしょう。

新座温泉は、とろっとしたぬるめのお湯が気持ちよく、すっかりリラックス。
入浴後は地元の居酒屋へ。気分は吉田類の「酒場放浪記」で、ご常連さんとも話しが弾みます。
ご常連さんが頼む裏メニュー、たまねぎの天ぷらを便乗して注文しました。隣の畑で収穫されたたまねぎに桜海老を加えてからっと揚げます。

その土地の空気にお湯、そして食材。吉方の気を最大限に取り入れて、かなりの開運効果が期待できた一日となりました。