翡翠輝子の招福日記

フリーランスで女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)を担当し、リタイア生活へ移行中。2023年8月下旬からスペイン巡礼へ。ウラナイ8で活動しています。日本文芸社より『基礎からわかる易の完全独習』刊行。

出雲と高円寺の基地

出雲で見つけた「オトナキチコーヒー」。コワーキングプレイスを併設したカフェです。 店のホームページによると「オトナキチ」は大人基地。子どもの頃にこっそり作った自分だけの空間を大人になっても作ってみようというコンセプトで、社会的役割を忘れて、…

旅のプロ

1年に一度のペースで島根を訪れるようになって10年ほどになります。占い学校で出会って意気投合した優春翠が故郷の島根にUターンしてからです。 一昨年と昨年はコロナで断念。もし私がコロナを島根に持ち込んだら、彼女に大変な迷惑をかけてしまうから。 久…

ゆるいつながりが交差する中継点

3カ月ごとに参加している玉紀さんのインナーチャイルドの会。 uranai8.jp こんなに楽しいのなら、毎月参加しようかと思うのですが、3カ月という時間を置くからこそだと自制しています。 オンラインの会なので、日本各地から参加者がいます。顔なじみの方も…

ウクライナ義勇軍の70代日本人男性

いつになれば何の制限もなく海外に行けるようになるでしょうか。 フィンランドのサウナ、タイの僧院、スペインの巡礼の道など夢は広がりますが、加齢による気力と体力の衰えから、昔のように行動できるか自信がありません。 そんな弱気を吹き飛ばしたのが、…

那覇市役所の食堂で国の光を観る

コロナ以前、JALの上級会員ステータス獲得のためにいわゆる「マイル修行」をしました。搭乗回数が一気に稼げる沖縄の島々を巡るアイランド・ホッピング・ツアーにも参加。その時知り合った女性、もともとは鉄子で「日本の駅をすべて制覇する」という計画を立…

人にはどれほどの靴がいるか

JALの機内誌SKYWARDに連載されている浅田次郎の『つばさよつばさ』。毎回おもしろいのですが、今月は特に考えさせられる内容でした。 ベストセラー作家の浅田次郎は着道楽。靴にもこだわりがあり、高級ブランドの革靴のおびただしい量をコレクションしている…

生産性の高い高齢者

知り合いの息子さんが東京大学に合格したというので先月、お祝いの席を設けました。昔は東大を出て官僚になるのがエリートの道でしたが、今や東大生に官僚や大手金融は人気がないそうです。だったら何を目指すのか聞いたら「コンサルタントか起業」とのこと…

原稿執筆カフェで環境の力を痛感

高円寺にできた原稿執筆カフェ。ネット上だけでなく日本と海外メディアから取材されているそうです。 ・入店時に受付で何文字の原稿を何時までに執筆するか記入する ・店長が1時間ごとに原稿執筆の進捗を尋ねる ・原稿執筆が終わるまで退店できない 自宅で…

埼玉フィンランド化計画

ロシアのウクライナ侵攻ですっかり有名になった「フィンランド化」という言葉。冷戦時代のフィンランドはソ連を刺激しないよう顔色をうかがいながら、独立した民主主義国家として自由主義経済を貫くことです。どっちつかずのコウモリのようだと揶揄するニュ…

どの道を歩いても、巡礼となる

ウラナイ8の天海玉紀さんが主催するウォーキングツアーに参加しました。 lady-joker.com 杉並区の善福寺川は、毎年、お花見を楽しむ場所。桜が満開だった川沿いは、1か月たつと新緑に覆われていました。 例年この時期は汗ばむほどの陽気になることもあるの…

読書より体験

先週、ウラナイ8の夏瀬杏子さんに誘われ、伊豆高原のやすらぎの里へ。火曜日の夜に杏子さんから連絡があり、翌々日の木曜の朝には出発。検討する暇もなかったから、もう二度とやりたくないと思っていた断食に挑戦することができました。 親しい人に声をかけ…

リセットしては元に戻り、繰り返す人生

ウラナイ8の杏子さんがこのところ不調ぎみ。 火曜の夜に連絡があり、「伊豆高原の断食施設やすらぎの里、二人部屋に空きがあるから行きませんか」というお誘いが。高原館の3泊4日断食コースです。 ちょうど一年前のこの時期、本館に一週間滞在しました。た…

桜に誘われ、秋田の金浦へ

先日の1泊2日の那覇行きは思いつきでしたが、それとは別に月に一度、計画を練って旅に出ています。ただし、行先はJALの「どこかにマイル」任せ。1か月前から申込めます。 青森、秋田、大分、熊本という東北と九州の組み合わせを選んでみました。4つの候…

精神の自由のためのルーティン

「仏教の修行を体験してみたい」という外国人が数日間、日本のお寺に滞在。 「早朝の読経から始まり、寝るまでスケジュールがぎっしり組まれて、精神の自由を得るどころではなかった」という感想を抱いたところ、「次に何をやるか考えなくてすむところに、精…

那覇ポンコツ旅行

家で晩酌し、酔っ払った勢いでJALの「どこかにマイル」。夫が「札幌、大分、鹿児島、那覇」という組み合わせを出したので、その場のノリで申込みました。夫の休暇に合わせた一泊二日の弾丸旅行です。 往復交通費がかかるのは羽田までなので、我が家にとって…

書かないと、なかったことになってしまう

ライターの仕事を30年以上続けてきて、私にとって書くことは原稿料を稼ぐためのものでした。活字媒体の減少から締切に追われることも少なくなるとともに、そろそろリタイアの年齢を迎えています。 「年を取ると、どんなことも忘れる一方。書いておかないと、…

旅に出る理由

1月、2月と遠出をがまんしていましたが、そろそろいい頃だとJALの「どこかにマイル」で2泊3日の旅へ。徳島、北九州、宮崎、三沢の四択です。三沢はまだ寒そうですが、八戸にドーミーインがあります。 当たったのは宮崎。一足早い春を満喫してきました。 宮…

アラブ人とユダヤ人、ロシア人とウクライナ人

先月のオンラインイベント「開運虎の巻」で紹介した『自分の小さな「箱」から脱出する方法』。 続編と位置付けられていますが、前書の20年前という設定の『2日で人生が変わる「箱」の法則』。ユダヤ人とアラブ人の民族的対立がストーリーの軸になっています…

諏訪山探訪と墓場の迷子

今年の2月は父の三周忌のはずでしたが、オミクロン株の蔓延で神戸への帰省を断念。その代わりとして彼岸のお墓参りに行ってきました。 私の実家は神戸で夫の実家は大阪。朝一番のJAL便で伊丹空港に到着し、解散して別行動。お墓参りにはつきあってくれると…

世界はおそろしくて、やさしくて、おもしろい

先日ネットで話題になった、インドのチャイ事情。 togetter.com 大阪のおばちゃんの「飴ちゃん」と同じく、インドでのチャイは「初対面の人との距離を縮めたり、親愛の情を伝えるコミュニケーションツール」という声も。 インド旅行者の反応は「そんなこと一…

ゼレンスキー大統領が演じる役

「キエフにとどまる」と宣言しているゼレンスキー大統領。西側諸国からキエフを離れて亡命政権の樹立を持ちかけられても、応じる気はなさそうです。 アメリカがアフガニスタンを見捨てた時、飛行機にしがみついてでも国外に逃げようとする人々がいました。降…

血縁ゆえの幸福と苦労

世界が騒然となっている時は、何度も楽しんだ心安らぐ物語に逃避したくなります。 ルーシー・モンゴメリの『赤毛のアン』シリーズもその一つで、NETFLIXの『アンという名前の少女』をシリーズ3まで観ました。ところが、現代の価値観によってストーリーが改…

未来の自分にメモを残しておく

今年はウサギのひな人形を飾ることができました。 小さな箱から取り出すだけなのに、気が付いたらひな祭りが過ぎていたことがよくありました。 今年、忘れずに出せたのは、手帳のおかげです。秋頃に新しい手帳を買うと、2月予定表の端に「ひな人形」と書き…

ウラジミールには用心せよ

昨年の夏、NHKが「映像の世紀」全11回を再放送。20世紀の前半は世界的な戦争が続いていたとんでもない時代でした。 1914年に第一次世界大戦が勃発し、ヨーロッパの若者たちは「クリスマスまでには帰れれる」と出征。結局、帰国できたのは4年後でした。 2020…

『スマホ脳』を実感した瞬間

ベストセラー『スマホ脳』を読んで、「なるほど!」と思うことがたくさんありました。 満足に食べることができず、病気や怪我、猛獣に襲われる危険があり、人口の半数が10歳前に亡くなっていた原始社会。現代人はそんな過酷な状況を生き残った人間の遺伝子を…

錦糸町のヘブンズドアへ続く道

旅のサブスクHafH(ハフ)で月一回、新宿や銀座など都内の一泊旅行を楽しんでいます。海外はおろか県境をまたぐ国内の旅もはばかられる状況では貴重な体験です。 bob0524.hatenablog.com 今月は錦糸町へ。 都内とはいえ東京の西側に住んでいるとあまりなじみ…

マクドナルドのシニアクルーになれるだろうか

イオングループの都市型小型食品スーパー「まいばすけっと」が自宅のすぐ近くに開店して、重宝しています。野菜や魚、肉などの生鮮食品も取り揃えられ、超目玉特売はありませんが、スーパーとそれほど変わらない価格です。 新規開店の工事中、スタッフ募集の…

100歳まで若く

ウラナイ8の配信イベント「開運虎の巻」では、運を単体で上げようとせずに循環させようという話をし、リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット著『ライフシフト 100年時代の人生戦略』が私に及ぼした影響を思い出しました。 終活を進める一方で「想定外…

「開運虎の巻」配信イベントに朋来たる

寅年寅月寅日、ウラナイ8「開運虎の巻」配信イベント。たくさんの方々にご参加いただき、ありがとうございました。 杏子さん主催の1月の易読み会で、配信イベントのアドバイスでそれぞれ易を立てたら、天水訴(てんすいしょう)の四爻、水山蹇(すいざんけ…

いつ死んでも大丈夫

立春を迎え、東洋占術の暦でも壬寅(みずのえとら)年となりました。 ウラナイ8の配信イベントも迫っています。 uranai8.jp 2月は始まりの月。 私にとっては父を見送った月です。昨年2月に父が亡くなり、一周忌の予定を入れていました。 コロナはそろそろピ…