翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えていましたが、2019年3月で卒業。フィンランドが大好き。

2020年は60年に一度の庚子(かのえね)の年

一般に十二支といえば年賀状のデザインに使うぐらいで12年で一回りですが、東洋占術では甲乙丙丁…の十干と組み合わせの60パターンで一回りです。

 

天干地支の組み合わせでいつも例に出すのは阪神タイガースの甲子園。完成した1924年は甲子(きのえね)で六十干支のトップバッター。もし工事がずれこんでいたら乙丑園となり、あまりかっこよくありません。 

 

そして同じ子の年でも2020年は庚子(かのえね)の年。

 

毎年、この時期にこの本を取り出します。去年の己亥(つちのとい)は、株価はぎりぎり持つかもしれないけれど、庚子では危ないかもしれないと予測しました。

新装版 干支の活学 (安岡正篤人間学講話)

新装版 干支の活学 (安岡正篤人間学講話)

 

 昭和38年の癸卯(みずのとう)から昭和55年の庚申(かのえさる)までの講演記録です。前回の庚子は昭和35年なので収録されていませんが、庚の年(昭和45年、昭和55年)、子の年(昭和47年)を読めば、だいたいイメージがつかめます。

 

まず天干の庚。木火土金水の五行では陽の金にあたります。庚は「改める」「改まる」という意味があり、陰の金である辛(かのと)が革命(revolution)なのに対し、庚は進化(evolution)。そして地支の子は、「増える」という意味。古代人が家に住むようになって、一番増える動物は鼠だったから、十二支の子は鼠に当てられたのだろうと安岡正篤は考察しています。

 

となると庚子の年は、進化が後戻りできません。古いものにしがみついていても、逃げ切れず溺れてしまうイメージ。

 

60年前の庚子、1960年は安保闘争で社会は大揺れでしたが、経済は好調。1958年からの岩戸景気で経済成長率もGNPも二桁増でした。日本株も平均で56・1%増。池田内閣が「所得倍増計画」を掲げたのもこの年です。

しかしこれらは、日本という国が成長段階にあったから。同じ庚子が巡ってきても、今の日本の状況とはまったく違います。

 

高齢者ばかりの国になって、日本は衰退する一方。ここに庚子はかなりきついんじゃないでしょうか。というのも、五行の水は潤下の質を低きに流れ、どうしても株価の下落を連想してしまうからです。しかも上に乗っている庚は金ですから、金生水(きんしょうすい)でますます水が増えます。8月は申(さる)の月ですから、子申半会で水の勢いはさらに強まります。

 

高度成長期なら、水のあまねく下々まで潤すという性質から、みんなが豊かさに手が届きましたが、今の日本では水の持つ冷たさ、暗さといった性質のほうが強く現れるのでは。 

 

「日本は経済大国で技術力が高く、伝統文化からアニメやゲームまで文化もユニークで、世界からあこがれる国」と信じていたいのですが、そろそろ化けの皮がはがれるのが庚子の年。そう思うのも、8月に東京オリンピックがあるからです。

 

オリンピックの立候補ファイルに東京の8月は「温暖で理想的な気候」とあり、当時の都知事は「プレゼンテーションはそんなもんでしょ」と言い放ったと知って愕然としました。そんないい加減な姿勢で都民を巻き込んでいたとは!

 

オリンピックより先に取り組まなくてはいけない課題が山積しているのに、適当にごまかして招致。奇跡的な冷夏が来ない限り、屋外競技では熱中症の患者が続出し平和の祭典どころか地獄絵図になるのでは。ラソン競歩はさすがに危険だから札幌開催となりましたが、外圧によるものです。

 

これまで「有事の円買い」と言われ、世界的な大事件が起こると円高になっていました。私は今年の春まで教えていた日本語学校には、日本にあこがれて来日する欧米の富裕層の子弟はたしかに存在していました。

しかし、オリンピックによって不誠実な政治家と事なかれ主義の国民というイメージが世界に拡散すると、日本の国力は衰えます。

 

一緒にウラナイ8をやっている、みずまちゆみこさんが「株価は感情で動き、西洋占星術の水の領域」という占いの先生の言葉を教えてくれました。

金融理論を極めるより、理詰めでは説明できない世間の雰囲気をキャッチするほうが株式市場で成功する可能性は高くなります。庚子の年は日本の衰退の実態が世界に知られて日本円の価値はぐっと下がると私は読みます。

 

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那覇の福州園の子の像。

 

玉紀さんのインナーチャイルド射手座新月の会に参加して、のんきにJALのマイル修行をカミングアウトできたのも、今年が己亥(つちのとい)で己がなんとか踏ん張ってくれたおかげです。