翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えていましたが、2019年3月で卒業。フィンランドが大好き。

今日と同じ日が続くとは限らない

昨日(12日)は横浜で易の読み会の予定でしたが、台風19号のため中止に。とても外出できるような日ではありませんでした。そもそも電車が全部止まりましたから。

9日に「講座を決行したらどうなるか」で易を立てたら水雷屯(すいらんちゅん)の二爻。水に阻まれて進むことができません。主催者の夏瀬杏子さんも私もせっかくの機会だから来れる人だけでも決行しようかと相談していたのですが、中止やむなしです。

 

昨日は台風関連のニュースをちらちら見ながら、本を読んだり録画したドラマを観て過ごしましたが、落ち着かない一日でした。 

私が住んでいる阿佐谷は「谷」と地名にある通り、低い土地です。隣の荻窪も「窪」だから危なそう。2005年9月の集中豪雨では善福寺川があふれ2000世帯以上が浸水しました。そのため区は洪水対策に力を入れてきたようで、善福寺川緑地公園の地下には深さ27メートルの善福寺川貯水池が設置されました。区の行政に対しては、細かい不満はあっても、洪水対策がしっかり施されているのは住民として一番ありがたいことです。

 

陰陽五行の百科事典ともいえる『呂氏春秋』を作らせた呂不韋を描いた『奇貨居くべし』にも、中国では古代から黄河の治水は天下を収める者がなすべき務めであると何度も出てきます。

 

奇貨居くべし (黄河篇) (中公文庫)

奇貨居くべし (黄河篇) (中公文庫)

 

呂不韋の波乱万丈の生涯に比べ、わが人生の平凡なことと思うのですが、自然災害が起こるとそんな平凡な人生が送れるありがたさをしみじみと感じます。東京が水害に強いのは、先人の治水対策の積み重ねの結果です。

 

そして、2011年の東日本大震災の記憶もよみがえって来ました。金曜日だったので、横浜中華街の占いの店にいました。大きく揺れて、筮竹がざーっと床に散らばりました。若いお嬢さんを占っていたのですが、恋愛運より命が大事と横浜市の指示に従って横浜スタジアムに避難しました。

 

東日本大震災後、一時的に占い原稿の依頼は減りました。世の中全体が占いどころじゃないというムードになったからです。今回の台風も各地の深刻な被害が報じられるにつれて世の中の風向きがどう変わるでしょうか。

 

圧倒的な自然の力を目の当たりにして、人間はいかに無力であるかに思い至ります。そして、今日と同じ日が明日も続くとは限らないという当たり前のことにも気づきます。易はそうした変化の兆しをつかむための天からのメッセージですから、世間の空気がなろうと、私は易を学び続けます。

 

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 7月に訪れた犬吠埼。この日はおだやかな海でした。