築20年のマンションをリフォームすることにしました。
近所のリフォーム会社で最初の打ち合わせをしたのが去年の10月。
気候が良くなってからのほうがいいかと、3月の工事をお願いしました。
まだまだ先のことだと思っていたのに、もう来週に迫っています。
間取りを変更して、壁や天井の張替えもあり工期は3週間。その期間は自宅に住めません。
リフォーム会社からは近所のウィークリーマンションを紹介されたのですが、一見、安そうでいて保証金や管理費、清掃代を加えるとかなりの金額になります。しかもワンルームですから、夫婦二人にはかなりきつそう。3週間の仮住まいとはいえ、窮屈な生活はしたくありません。
せっかく放浪生活ができるのに、近所にいるのもつまらないので、主に横浜方面のホテルを転々とすることにしました。
東京に比べると横浜のホテルのほうが割安ですし、去年の10月の時点では、日本語教師を続ける気だったので、渋谷の学校に通うのに横浜が便利だと思ったのです。日本語学校はすでに有給消化中。4年間、盆も正月もなく通い続けたので、有給がたっぷり残っていました。
玄関脇の4畳半(元は私の仕事部屋でしたが、カウチサーフィンやホームステイでゲストルームとして使ってきました)、キッチン、浴室には手を入れないので、そこに家中の物を押し込みます。果たして全部入るのか…。
「これが欲しい」と思ってお金を出して買った物のはずなのに、あまりの量の多さに頭がくらくらしてきます。
自分が持っている物をすべて確認することで、こんなにたくさん必要ないと実感できます。
一方、3週間分の生活に必要な品々をキャリーバッグに詰めていくうちに、このかばん一つでずっと過ごすようなシンプルライフを送ってみたいという気がしてきます。
本棚は仕事部屋にあるのでそのままにしてありますが、電子書籍があれば紙の本はもっと減らせるはず。それに洋服や食器だって、明らかに持ち過ぎです。
3週間、仕事もそんなにありません。週刊の連載は書き溜めしておくし、月刊の翻訳もそれほど量がないし。家もなく、仕事もなく、昼間は公園とか図書館で過ごすのでしょうか。
この体験を通して、老後に向けての片づけを加速させたいものです。
先週の三浦海岸。河津桜が見ごろでした。