翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えていましたが、2019年3月で卒業。フィンランドが大好き。

みんな何かにだまされて生きている

 たまたま見たテレビで「国際ロマンス詐欺」というのをやっていました。

 

ネットで知り合った外国人男性とメッセージのやりとりをして疑似恋愛関係に。

軍人や医師、エンジニアになりすました男性から「軍の任務で特殊な環境にあり、銀行送金ができない。娘の留学費用の振り込み期限が…」とか懇願される振り込め詐欺です。

 

被害者の中心は50代女性。「私は絶対にだまされない」という人ほどだまされるそうですが、私はすぐにひっかりそうな気がします。

 

何しろ、外国人好き。外国人と交流するためにカウチサーフィンを始め、日本語教師へとつながりました。

いかにも先生でございますみたいな顔をして教壇に立っているものの、実態は、外国人バーで飲んだくれる日本人女性とそう変わりません。

 

プレッシャーばかり大きくて何度も日本語教師をやめたいと思ったものですが、やめて暇を持て余せば国際ロマンス詐欺にひっかかるのが関の山でしょう。

 

だまされて高額のお金を取られるのは愚かなことですが、もしそれがお小遣い程度の金額だったらどうでしょう。

ひと時、わくわくさせてもらった対価としては悪くないのでは。

 

加齢とともに楽しみは減っていきます。

衰えを感じる以外は単調な毎日に彩りを添えるためには、軽くだまされるのもいいかもしれません。

 

「これを使えば美しくなる、健康になる」「ここへ行けば絶対に楽しい」、そんな謳い文句に釣られて動き、期待外れだったとしても、暇つぶしにはなったし、結果がわかるまではわくわくしていた。それでいいじゃないかと考えられるようなお気楽な老婆になりたいものです。

 

小さな楽しみを生活に散りばめておけば、国際ロマンス詐欺の疑似恋人のために巨額のお金を貢ぐこともないでしょう。

 

 

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 成田空港の国際線ターミナルにある、いかにも外国人が喜びそうな日本趣味のお土産店。

日本好きの外国人は大きな期待を抱いて来日しますが、実際にはどこに行っても人が多すぎてうんざりするかもしれません。

でも、あこがれの国に行くという出発前の高揚感があっただけでも旅に出る意義があると思います。