翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

イッチ―・フィートの行きつく先

 広島に行った最大の目的は、きのえ温泉ホテル清風館。海が見える温泉です。

 

私の祖父は、しまなみ海道今治市大島の出身。ルーツを訪ねて行くと村上水軍の末裔だとわかりました。

 
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機会があれば、できるだけ瀬戸内海の海を見たい。

酷暑の東京を離れ、北海道か沖縄に行きたかったのですが、JALの「どこかにマイル」で決まった行先が広島でした。私が行くべきなのは広島だったのでしょう。

 

広島空港から広島市に行くより、竹原のほうが近くて便利です。

そして竹原港からフェリーで大崎上島へ渡ります。

瀬戸内海の眺めと温泉、夕食を堪能し、バーへ。

 

きのえ温泉ホテル清風館には、伝説のバーテンダーがいます。

帝国ホテルで約40年バーテンダーを務めた田村知行さんです。

 

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 田村さんのオリジナルカクテル「みかんの島」。

温暖な気候の瀬戸内海沿岸ではみかんの栽培がさかんです。

 

田村さんは帝国ホテルを退職後、大崎上島へ移住。

元同僚の方が先に移住して、たまたま遊びに行って、瀬戸内海の風景にすっかり魅了されたそうです。その日のうちに空き家バンクに登録したというのですから、この島とは運命的な出会いだったのでしょう。

 

のんびりとリタイアライフを楽しむはずだったのすが、清風館の社長に請われて、1階の一角で再びシェーカーを振ることに。

 

帝国ホテルのバーでは、名だたる世界のセレブ相手にカクテルを作っていたことでしょう。清風館のバーはオープンスペースで扉もないので、湯上りの浴衣客が気軽に立ち寄ります。

華やかな経歴からするとどうなんだろうと思うのですが、田村さんは第二の人生を大いに楽しんでいるそうです。

 

本州と四国には橋が3本もかかり、便利になりました。

でも、島に橋がかかると島独自のものが失われます。

「この島には船でしか来られないところがよかった」と、田村さんは数十年慣れ親しんだ都会とは正反対の生活を選びました。

  

イッチ―・フィートの持ち主は、気ままにあちこち旅をしていないと退屈で息が詰まりそうになります。そして気に入った場所があれば、住んでみるのもいいかも。

その際、持ち運びできるスキルがあれば最高です。

 

はて、私は新しい土地で何ができるのか。田村さんのおかげで人生のたな卸しを考えることができた旅でした。