翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

大洗の天妃神社

大洗シリーズ第三弾。人間だけでなく、土地とも相性があるのなら、よほど大洗と私は相性がよかったということでしょうか。

 

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大洗には日の出の絶景スポットとしても名高い大洗磯前神社があります。

4年前の午の年に訪れた時は、東日本大震災の復興工事の最中でした。

工事も無事に完了したようで、ご祈祷をお願いし本殿の中に。海から吹いてくる風がとても気持ちよく、浦賀の叶神社を思い出しました。

 

かんぽの宿 大洗」までバスに乗って戻り、温泉に入って一息。

周辺地図を見ていると「天妃神社」という文字が目に入ってきました。かんぽの宿のすぐお隣です。

 

大洗に向かう1週間前の夏至、ウラナイ・トナカイで易の講座を開催しました。

冬至は、陰が極まって陽に転じる一陽来復の日で一年の成り行きを占う年筮を立てます。夏至の易講座は、易の成り立ちを学んで半年後に備えようという趣旨。

 

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そして、冬至を示す卦が陰ばかりのところにぽつんと一つ陽が入った地雷復(ちらいふく)であるのに対し、夏至は陽ばかりのところに一つの陰の天風姤(てんぷうこう)。

陽を男性、陰を女性とすると、一人で五人の男を手玉にとる凄腕の女性。易経には「こんな女をめとってはいけない」なんてありますが、現代社会では女だってこれぐらい勢いがあったほうがいい。

 

易を学び始めた年の冬至、初めて立てた年筮が天風姤の五爻でした。

「力のある女性によって、占いの仕事が大展開するんじゃないか」と易仲間の友人。こううのは本人より周りのほうが当てるものなのでしょう、彼女の見立て通りになりました。出版不況の中で、コンスタントに占い原稿の依頼があるのは、天風姤の年のコネクションのおかげです。

 

「天妃神社」という文字を目にした時、「これは天風だ」とピンと来ました。

神社の由来を調べると、水戸光圀が招いた心越禅師が中国から持参した媽祖像を海難の神様として漁業が盛んだった大洗の山に祀ったのが起こり。その後、寺社改革で「外国の神様はちょっと…」と、弟橘比賣(おとたちばなひめ)に改められられとのこと。

  

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鳥居の前の石柱には弟橘比賣神社とあります。

宿の人に神社への行き方をたずねると、「ああ、天妃(てんぴ)さんですね」と返ってきました。地元の人は親しみをこめて「天妃さん」と呼んでいるのでしょう。

石段を上っていくと、この神社にも海からの気持ちよい風が吹き込んでいました。

 

天風姤は思いがけない出会いの卦。すべてが幸運な出会いとは限りませんが、とにかく出会ってみなければ始まりません。