翡翠輝子の招福日記

本業は女性誌の原稿書き(主に東洋占術と開運記事)。副業で外国人に日本語を教えています。フィンランドが大好き。

旅のささやかな思い出

忙しい毎日はいやだと思いつつ、欲の強さのために走り回っている日々。

 

息抜きになるのは旅です。

旅に行く前は、どんなところなのかあれこれ想像を巡らし、帰ってきたら思い出を反芻。

旅先ではお土産を買いません。家の中は物があふれて、なるべく買い物をしないようにしているので、思い出だけが残る旅はとてもいいお金の使い方です。

 

「お土産を買わない旅」を教えてくれたマイケルと会ったのはちょうど4年前でした。

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ショッピングの時間を取らなくて済むので、観光の時間が長く取れますが、有名なスポットを見て歩くよりも、地元の人の日常を垣間見たり、思い入れのあるものに触れるほうが強い印象が残ります。

 

 たとえば、ベトナムハロン湾のホテルで出されたウェルカムドリンク。

しょうがの味が効いて、長旅の疲れが一気に取れました。チェックイン後、ホテルのバーのハッピーアワーに繰り出すと、バーマンがせっせとウェルカムドリンクを作っていました。チェックイン客がどんどん押し寄せているのです。

 

「それ、さっき飲んだけどすごくおいしかった」と声をかけると、「もっと飲む?」とおかわりをくれました。

二杯目もしみじみおいしい。どんなお茶の葉を使っているのか聞いたら、彼が取り出したのは何の変哲もないリプトンのティーバッグ。

 

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紅茶は普通だけど、一晩かけて煮出したしょうがのシロップを入れるとのこと。

翌日、出向いた 野菜市場には葉付きのしょうががずらりと並んでいました。私が普段使っているチューブのしょうがでは、あの味は出せないでしょう。

 

風光明媚なハロン湾で珍しい光景も目にしたはずなのに、ハロン湾で真っ先に思い出すのはウェルカムドリンクです。

 

釜山でも忘れがたいのは、海を見渡す竜宮寺で飲んだゆずのお茶。瓶入りのゆず茶を水で溶かして氷を入れただけなんですが、坂道を登って疲れた体に染みわたるようでした。

 

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しょうがとゆずのお茶、どちらも作ろうと思えば作れますが、旅先の味は再現できそうにありません。実際に作ってがっかりするよりも、思い出だけにとどめておいたほうがいいでしょう。

 

さて、次の旅ではどんな思い出ができるでしょうか。